国際石油開発帝石、アラブ首長国連邦アブダビ首長国 2018 探鉱鉱区公開ラウンドにおける探鉱鉱区(Onshore Block 4 )を落札

    国際石油開発帝石は3月18日、子会社JODCO Exploration Limitedを通じて、アブダビ国営石油会社(以下、ADNOC)が2018年に実施した、アラブ首長国連邦アブダビ首長国(以下、同国)において初めて開催された探鉱鉱区公開ラウンドに参加し、このほど、オペレーターとして単独で陸上の探鉱鉱区Onshore Block 4(以下、同鉱区)を落札したと発表した。

 国際石油開発帝石は、コアエリアの一つと位置づける同国において、既に権益を保有するアブダビ海上油田及びアブダビ陸上鉱区にて、ADNOC及びパートナー各社と共に、石油の探鉱・開発・生産事業に積極的に取り組んでおり、各油田の生産能力の向上に努めている。

 同鉱区権益を落札できた背景には、国際石油開発帝石が同国において長きにわたり携わってきた数々の石油開発生産事業での操業実績や技術的貢献に対するADNOCの評価に加え、日本とアラブ首長国連邦両政府の資源分野における長年の協力関係によるものと理解している。また、同鉱区権益落札に係る技術評価を行うにあたっては、過去に実施した独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)との共同スタディの成果も参考にしている。

 同鉱区権益の落札は、同国における国際石油開発帝石のアセット拡充に貢献すると共に、国際石油開発帝石全体の事業ポートフォリオの更なる強化に資することが期待される。今後、探鉱作業を通じ、同鉱区における石油・天然ガスの胚胎の可能性を調査していく。

 同鉱区は、アブダビ市を含む同国中央部の陸上沿岸部に位置し、鉱区面積は約6,116平方キロメートル。また、同鉱区には、既発見・未開発油層が含まれ、更には既存のインフラに近接していることから、新たに商業規模の石油・天然ガスが発見された際には、早期開発・生産の可能性が見込まれる。

 同鉱区の落札は、「ビジョン2040」で掲げた国際石油開発帝石の成長目標の一つである「石油・天然ガス上流事業の持続的成長」に資するものであり、国際石油開発帝石は、今後も同国における石油の探鉱・開発・生産事業に積極的に取り組んでいく。

<Onshore Block 4の概要>

鉱区名:Onshore Block 4

鉱区位置:アラブ首長国連邦アブダビ首長国北東部

鉱区面積:約6,116平方キロメートル

権益比率:国際石油開発帝石(オペレーター): 100%

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