ラサ工業(東京都千代田区)は9月30日、連結子会社の理盛精密科技股份有限公司を通じ、台湾・台中市の臺中港科技産業園区内に半導体向け高純度リン酸の新工場(第二工場)を建設すると発表した。総投資額は約38億台湾ドル(約190億円、5円換算)。敷地面積は約17,200㎡で、2028年度の竣工を予定している。
理盛精密科技は、台湾国内の半導体メーカー向けを中心に高純度リン酸を製造・販売している。ラサ工業が100%出資する連結子会社で、現在は同じ臺中港科技産業園区内に第一工場を構えている。
同社の売上高は、2020年12月期の12億3,200万台湾ドルから2025年12月期には25億9,200万台湾ドルへ拡大し、5年間で約2.1倍に成長している。台湾国内の高純度リン酸市場で事業基盤を拡大しており、今回、生成AIやデータセンターの拡大などを背景とした世界的な半導体需要の増加に対応するため、新工場の建設を決定した。
第二工場では、将来的な高純度リン酸の需要拡大に対応して製造能力を増強するほか、製造・出荷プロセスの自動化による生産性向上にも取り組む。これにより、半導体向け高純度リン酸市場におけるラサ工業グループの競争力を一段と高める。
投資額は約38億台湾ドル(約190億円)で、自己資金および借入金により充当する。土地については賃貸借契約を締結している。
■新工場概要
・所在地:台湾台中市(臺中港科技産業園区内)
・敷地面積:約17,200㎡
・総投資額:約38億台湾ドル(約190億円)
・竣工:2028年度予定
・資金調達:自己資金および借入金
・生産品目:半導体用高純度リン酸