クボタ(大阪市北区)と100%子会社のクボタケミックス(兵庫県尼崎市)は10月5日、クボタグループのパイプシステム事業(鉄管・合成管)におけるものづくり体制を強化するため、同一敷地内で両社がそれぞれ運営している京葉工場(千葉県船橋市)と阪神工場(兵庫県尼崎市)を、2027年1月1日付でクボタの工場として統合すると発表した。
国内の管材市場は需要の減少傾向が続いている一方、老朽管路の効率的な更新や災害に強い強靭なインフラ構築など、持続可能なインフラ整備のニーズは年々高まっており、一定の需要は見込まれている。クボタグループは各市場で高いプレゼンスと技術力を持つものの、生産設備の老朽化や働き手の減少への対応が喫緊の課題となっている。
こうした背景を踏まえ、両社はものづくり部門の段階的な連携強化を通じて、重複機能の解消による工場運営の効率化、基幹要員の安定的な確保、成長分野への経営資源の再配分を進め、持続可能な事業基盤の強化を目指す。
■工場再編の概要は次の通り。
- クボタ京葉工場とクボタケミックス京葉工場を統合し、「クボタ京葉工場」とする。
- クボタ阪神工場とクボタケミックス阪神工場を統合し、「クボタ阪神工場」とする。
- 両工場の生産品目に変更はない。
- 両工場で生産している合成管製品については、クボタケミックスからクボタに生産を委託し、引き続きクボタケミックスが販売する。
- 今回の工場再編による生産への影響はない。
統合時期は2027年1月1日。
■各工場の概要(2026年10月現在)は以下の通り。
クボタ側
- クボタ京葉工場:千葉県船橋市栄町2丁目16番1号、従業員約350名、生産品目:ダクタイル鉄管
- クボタ阪神工場:兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番、従業員約530名、生産品目:ダクタイル鉄管
クボタケミックス側
- クボタケミックス京葉工場:千葉県船橋市栄町2丁目16番1号、従業員約40名、生産品目:塩化ビニル管・ポリエチレン管
- クボタケミックス阪神工場:兵庫県尼崎市平左衛門町13番地、従業員約60名、生産品目:塩化ビニル管・ポリエチレン管
今回の再編により、クボタグループはパイプシステム事業の生産体制をより持続可能なものに進化させ、国内インフラ需要に安定的に対応していく方針。