コベルコ建機と米国子会社のコベルコ建機USAは9月23日、米国国際貿易委員会(ITC)が日本から輸入されるラチスブームクローラクレーンを対象としたアンチダンピング調査で示した最終的な損害認定について、司法審査を求める訴えを米国国際貿易裁判所(CIT)に提起したと発表した。
今回の訴えは、ITCの認定をめぐって重要な事実および法的論点が存在し、司法による審査が必要と判断したもの。両社は米国法に基づき利用可能な救済手続きを進める。
コベルコ建機とコベルコ建機USAは、製品の競争力、性能、価値に引き続き自信を示しており、長年にわたり北米市場の顧客に製品・サービスを提供してきた。建設業界において、顧客、販売代理店、レンタル会社などとの長期的な関係を構築している。
両社は今回の司法審査について、関連する事実および法的論点が司法手続きを通じて適切に検討されることを確保するための対応としている。
コベルコ建機は「司法審査を求める決定は、顧客、販売代理店、従業員、ビジネスパートナーの利益を守るとともに、事実および法的論点が司法手続きを通じて適切に評価されることを確保するという当社の姿勢を反映したもの」とコメントしている。
今回の提訴は、コベルコ建機およびコベルコ建機USAの米国での事業運営には影響しない。両社は今後も、既存の販売、流通、部品、サービス網を通じて顧客への対応を継続し、北米市場に引き続き注力する。
なお、本件は現在、裁判所で係争中であることから、両社は訴訟手続きで取り扱われる可能性のある具体的な法的論点について、これ以上コメントしないとしている。
■コベルコ建機USAの事業概要
コベルコ建機USAは、クローラクレーンおよびクローラショベルを北米市場に展開している。クローラショベルでは、後方小旋回型、コンパクト型、標準型、ロングリーチ型、大規模掘削型、リサイクル・スクラップ向け、解体向けなどのモデルをラインアップする。
生産性向上機能をはじめ、標準装備の充実や先進技術を採用した高品質な建設機械の提供に取り組んでいる。
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