
村田機械(京都市伏見区)は10月1日、立型CNCターニングセンタ「MVH600」を12月1日から販売開始すると発表した。大型重量ワークに適した立型構造と、一体型ガントリーローダを融合し、加工から搬送までを自動化することで、製造現場の省人化と生産性向上に対応する。
近年、製造現場では人手不足が深刻化し、大型重量ワークの搬送や着脱作業が作業者の負担となっている。大型重量ワークの加工では、品質の安定化と生産効率の向上を両立することも課題となっている。
MVH600は、ワーク自重の影響を受けにくい立型構造を採用。大型重量ワークを安定した姿勢で保持することで、重切削加工に対応する。
自動化機構には、同社が長年培ってきた一体型ガントリーローダを採用した。立型構造に搬送機構を一体化することで、ワークの供給から着脱、搬出までをコンパクトに自動化できる。
工作機械の自動化ではロボットアームが広く活用されている一方、重量ワークの搬送では、ロボットの設置スペースや周辺設備を含めたシステム構築が課題となるケースがある。MVH600は搬送機構を機台と一体化することで、こうした大型ワーク加工工程の自動化に対応する。
ワーク供給は機台前方からアクセスできる設計とし、フォークリフト、台車、搬送システムなど、現場の運用に応じた供給方法を選択できる。機台上部に搭載したガントリーローダは、パレット上に積載されたワークへ自動でアクセスし、安定した搬送を行う。
チャックサイズは24インチ(φ610mm)、搬送可能ワーク重量は最大100kg。ゆとりのある加工室を確保し、多様な大型ワークの加工に対応する。
■主な仕様
・チャックサイズ:φ610mm/24インチ
・タレットステーション数:12ステーション×1
・主軸モータ出力:30kW/30min
・最高主軸回転数:2,000min-1
・搬送可能ワーク重量:最大100kg
■発売概要
・製品名:立型CNCターニングセンタ「MVH600」
・販売開始:2026年12月1日
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