米キャタピラー、ノースカロライナ州に約10億ドル投資、コンパクト機械の生産能力を拡大

・サンフォードに最新鋭の製造施設を建設

キャタピラー(Caterpillar):2026年9月30日

キャタピラーは9月30日、米ノースカロライナ州に約10億ドル(約1,580億円、158円換算)を投資し、成長する「Cat Compact」事業を支える製品の生産能力を拡大すると発表した。顧客が厳しい現場課題に対応し、住宅やインフラ、地域社会の整備に必要な機械をより迅速に利用できる体制を整える。

投資には、同州サンフォード(Sanford)に新たな最新鋭の製造施設を建設する計画が含まれる。同施設では、顧客需要の増加に対応するため、コンパクトトラックローダーとテレハンドラーの生産能力を拡大する。

今回のプロジェクトは、小規模建設業者や成長企業に対し、より簡便で利便性の高い製品・サービスの提供を目指すキャタピラーの「Cat Compact」戦略を支えるものである。

キャタピラー建設産業グループのロッド・シュールマン社長(Rod Shurman)は、「コンパクト機械の需要が増加し続けるなか、成長する顧客層により良いサービスを提供するため投資を行う。今回の投資は、顧客がより効率的に作業するために必要な製品、ソリューション、サービスへのアクセスを拡大し、顧客が抱える困難な課題を解決するための取り組みの一つである」と述べた。

コンパクトトラックローダーとテレハンドラーは、建設、造園、農業、マテリアルハンドリングなど幅広い用途で使用される汎用性の高い機械である。顧客は、資材の運搬、現場管理、生産性向上、安全かつ効率的な重要作業の遂行などに活用している。

今回の投資では、安全性、品質、操業性能の向上と長期的な成長を支える、最新技術を導入した製造環境を構築する。新工場には、高度な製造技術、自動化、デジタル生産システム、統合物流機能などを導入し、より連携性が高く効率的な生産体制を整備する計画である。

ノースカロライナ州が投資先に選定されたのは、同州におけるキャタピラーの長年にわたる事業基盤に加え、地域の人材基盤の強さ、サンフォードで既存の製造技術や事業をさらに発展させる機会などを評価したためである。

シュールマン社長は、「製造業の将来と顧客へのサービスに引き続き投資していくなか、ノースカロライナ州、リー郡、サンフォード市からの協力と支援に感謝する」と述べた。

今回の投資は、米国での製造および人材育成に対するキャタピラーの継続的な取り組みを示すものである。同社は今回のプロジェクトを通じて、高度な製造分野での雇用機会を創出するとともに、自動化、ロボット、デジタル製造、高度生産システムなどの分野で従業員の技能向上を支援する。

■ キャタピラー(Caterpillar)について

キャタピラーは100年以上にわたり、より良く持続可能な世界の構築に取り組んでいる。2025年の売上収益は676億ドル(約10兆6,808億円)。建設・鉱山機械、オフハイウェイ用ディーゼル・天然ガスエンジン、産業用ガスタービン、ディーゼル電気機関車の世界大手メーカーである。

世界最大級の独立系ディーラーネットワークと、Cat Financialによる金融サービスを通じて、電力・エネルギー、建設産業、資源産業の主要3事業を展開。高度な技術と高い技能を持つグローバル人材を基盤に、顧客が抱える困難な課題の解決に取り組んでいる。

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