日揮ホールディングスは9月29日、海外EPC事業会社の日揮グローバルが米国のフルア(Fluor Corporation)と共同で遂行する、カナダLNG Canada社向け「LNG Canada第2期拡張計画」について、最終投資決定(FID)の達成および着工指示(NTP)の発行を受け、EPC契約が正式に発効したと発表した。受注額は日揮グループ分で約75億米ドル。納期は2032年前半を予定している。
同プロジェクトは、カナダ・ブリティッシュコロンビア州キティマット地区に位置するLNG Canadaプロジェクト(第1期)の隣接地に、第1期と同様の液化設備などを増設する拡張計画である。第1期のLNG生産能力は年産約1,400万t(700万t×2系列)で、拡張によってプロジェクト全体の生産能力を年産約2,800万tまで倍増させる。
LNG Canada社は、シェル、マレーシア国営石油会社ペトロナス、中国石油天然气、三菱商事、韓国ガス公社で構成するジョイントベンチャーである。
今回のEPC契約は、一部実費精算方式を含むランプサム契約。日揮グローバルとフルアが設計、機材調達、建設工事(EPC)を共同で遂行する。
LNG Canadaプロジェクト第1期は、日揮グローバルとフルアが共同でEPCを遂行し、2025年にLNGの初出荷を達成した。年産約1,400万tの生産能力を有し、今後40年間にわたる操業が計画されている。
第2期拡張計画では、第1期で蓄積したプロジェクト遂行上の知見や経験を活用する。日揮グローバルとフルアは第1期に続いて共同でEPC役務を担当し、大型LNGプロジェクトで培った技術・プロジェクト遂行力を生かして計画を進める。
今回のFID達成とNTP発行によるEPC契約の正式発効は、第1期での日揮グローバルとフルアのプロジェクト遂行実績が評価されたもの。日揮グループにとって、LNG分野における事業拡大につながる重要な案件となる。
■プロジェクト概要
・プロジェクト名:LNG Canada第2期拡張計画
・契約先:LNG Canada社
・建設予定地:カナダ・ブリティッシュコロンビア州キティマット地区
・対象:LNG Canadaプロジェクト第1期隣接地
・生産能力:年産約1,400万t増設、全体で約2,800万t
・役務範囲:設計、機材調達、建設工事(EPC)
・契約形態:一部実費精算方式を含むランプサム契約
・受注額:約75億米ドル(日揮グループ分)
・納期:2032年前半
・EPC:日揮グローバル、フルア