・国内生産が14.5%増と大幅回復
・ディーゼル機関がけん引、輸出も大幅増
一般社団法人 日本陸用内燃機関協会(陸内協)は10月1日、令和8年度(2026年度)の陸用内燃機関生産(国内・海外)・輸出の中間見通しを発表した。エンジンメーカー15社を対象に7月中旬から9月上旬にかけて実施したアンケート調査をまとめたもの。
それによると、国内外合計の生産台数は9,983千台(前年度比105.7%)と2年連続のプラスとなる見通し。1千万台割れは続くものの、4月時点の当初見通しから326千台上方修正した。国内生産の回復が顕著で、海外生産比率は68.9%と前年度比2.4ポイント低下する。
令和7年度実績は、国内生産が2,709千台(同102.6%)と4年ぶりにプラス転換。海外生産は6,737千台(同105.8%)と2年連続増となり、合計9,447千台(同104.9%)で4年ぶりの増加となった。国内では在庫過多の解消が進み、海外では中国の建設機械需要の回復や北米のデータセンター向け発電機需要の高まり、欧州の景気持ち直しなどが寄与した。
.令和8年度についても、ロシア・ウクライナや中東情勢、米国の通商政策などの不透明感は残るものの、国内・北米・欧州・中国での需要回復を見込み、生産増を見通している。
【国内生産】(単位:千台、前年度比)
・ガソリン機関 1,486(110.1%) 当初見通しから111千台プラス修正
・ディーゼル機関 1,524(119.9%) 同42千台プラス修正
・ガス機関 93(104.8%) 同10千台マイナス修正
合計 3,103(114.5%) 同143千台プラス修正
ディーゼル機関が5年ぶりにプラス転換し、全体を大きく押し上げる。ガソリン機関も2年連続増、ガス機関は4年ぶりにプラスとなる見通し。
【輸出】
・ガソリン機関 106(132.8%)
・ディーゼル機関 1,038(124.2%)
・ガス機関 62(97.3%)
合計 1,206(123.2%) 当初見通しから42千台プラス修正
【海外生産】
・ガソリン機関 6,448(102.0%) 同190千台プラス修正
・ディーゼル機関 424(102.9%) 同9千台マイナス修正
・ガス機関 8(131.7%)
合計 6,880(102.1%) 同183千台プラス修正
【国内・海外生産合計】
・ガソリン機関 7,934(103.5%)
・ディーゼル機関 1,948(115.7%)
・ガス機関 102(106.6%)
合計 9,983(105.7%)
海外生産比率は、ガソリン機関が81.3%(1.1ポイント減)、ディーゼル機関が21.8%(2.7ポイント減)、ガス機関が8.3%(1.6ポイント増)となり、全体で68.9%(2.4ポイント減)の見通し。国内生産の伸びが海外を上回るため、比率が低下する。
陸内協は「国内・海外共に需要が回復基調にある」と分析している。
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