・日鉄エンジニアリングとの経営統合検討終了を受け、改めて方向性・目標を検討
カナデビアは9月29日、次期中期経営計画を2027年春頃に公表する予定だと発表した。2026年2月5日に公表した日鉄エンジニアリングとの経営統合に向けた検討開始を踏まえ、新たな中期経営計画の公表を見合わせていたが、同日付で公表した「(開示事項の経過)カナデビア株式会社と日鉄エンジニアリング株式会社の経営統合に向けた検討の基本覚書の合意解約について」のとおり、同社との経営統合に向けた検討を終了することとしたため。
同社は前中期経営計画「Forward 25」で、既存事業の持続的成長、成長事業の創出・拡大、持続可能な経営の推進(企業価値の向上)を基本方針に掲げ、海外事業の拡大や重点分野への積極投資、収益力改善などに取り組んできた。2026年度は経営統合の検討開始を受けて新計画の公表を見送っていたが、Forward 25の基本方針を継続し、海外事業および重点分野へのリソース投入を続けつつ、グループガバナンスの強化を図りながら事業成長と収益力向上に取り組んでいる。
主軸の環境事業では、海外での廃棄物発電やRG(リニューアブルガス)事業が拡大。グループの2026年6月末現在の受注残高は約2兆5千億円と、今年度の予想売上高の約4倍の高水準を確保している。こうした強固な事業基盤のもと、収益力のさらなる向上を目指す。
今後の成長戦略については、エネルギー政策や地政学的環境を含む国内外の事業環境の変化を踏まえるとともに、日鉄エンジニアリングとの経営統合検討終了を受けて改めて方向性および経営目標を検討し、2027年春頃を目途に次期中期経営計画を策定・公表する方針だ。
本件は次期中期経営計画の公表時期に関するもので、現時点で業績予想の修正は要しないとしている。