新来島どっく、造船能力強化へ約1,315億円投資、大西工場など設備増強

新来島どっく(愛媛県今治市)は9月17日、新来島豊橋造船、新来島高知重工、新来島サノヤス造船と共同申請した船体の供給確保計画について、9月11日付で国土交通大臣の認定を受けたと発表した。経済安全保障推進法に基づくもので、造船能力の強化に向け、グループで約960億円を投資し、最大約320億円の助成を受ける。2034年度までに、GX経済移行債による設備投資を含め、グループ全体で約1,315億円を投資する計画である。

今回の認定は、政府が推進する「造船業再生基金」に基づくもので、経済安全保障上重要な船舶の供給能力強化を目的とする。新来島どっくグループは、省力化・自動化設備の導入や建造能力向上に向けた設備整備を進め、生産性・安全性の向上と多様化する船舶需要への対応力強化を図る。

主要な設備投資として、新来島どっく大西工場では建造ドックを拡張するとともに、組立工場と塗装工場を増設する。新来島豊橋造船と新来島高知重工では組立工場、塗装工場をそれぞれ増設する。新来島サノヤス造船では、加工・小組立工場と塗装工場の増設を計画している。

また、同グループでは先に認定を受けたGX経済移行債による「ゼロエミッション船等の建造促進事業」の設備投資も実施する。これらを合わせ、2034年度までに約1,315億円を投じ、造船所の生産設備を段階的に強化する。

一連の設備投資を通じて、造船所の生産性や建造能力を高めるとともに、省力化・自動化による生産体制の高度化を進める。地域の雇用維持・創出や関連産業への波及効果に加え、日本の海上物流を支える造船産業基盤の強化にもつなげる考えである。

■投資概要
・供給確保計画投資額:約960億円
・最大助成額:約320億円
・2034年度までのグループ投資額:約1,315億円(GX経済移行債による設備投資を含む)
・対象:新来島どっく、新来島豊橋造船、新来島高知重工、新来島サノヤス造船

■主要設備投資
・新来島どっく大西工場:建造ドック拡張、組立工場増設、塗装工場増設
・新来島豊橋造船:組立工場増設、塗装工場増設
・新来島高知重工:組立工場増設、塗装工場増設
・新来島サノヤス造船:加工・小組立工場増設、塗装工場増設

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