森永乳業、約20億円投じ福井工場の菌体生産設備を増強、2029年1月稼働

森永乳業(東京都港区)は10月1日、グループ会社の森永北陸乳業が福井工場(福井県福井市)で、ビフィズス菌末や乳酸菌末などの菌体生産設備を増強すると発表した。投資額は約20億円。2026年10月に着工し、2029年1月の稼働を予定している。旺盛な需要に対応するとともに、菌体の安定供給体制を強化する。

今回の投資では、森永乳業グループ全体の菌体生産能力を既存設備比約3割増強し、年間約250tとする計画である。

森永乳業は「中期経営計画2025-28」において、強みを最大限に生かせる事業領域の一つとして、国内外の「菌体」を成長領域に位置付けている。海外では大手育児用ミルクメーカーとの取り組みや、各国でのサプリメントなどの販売を強化しており、菌体事業の成長を推進している。

腸内フローラへの世界的な関心の高まりなどを背景に、同社の菌体事業は直近8年間で約3倍に拡大している。中期経営計画で掲げる菌体事業の売上倍増計画も順調に進捗しているという。

国内でも、同社のビフィズス菌を配合したヨーグルトやサプリメントへの需要が拡大傾向にあり、生活者の健康意識の高まりを背景に、今後も市場の成長が見込まれている。

今回の設備増強は、中期経営計画終了後を見据えたさらなる事業成長に向けたもの。旺盛な需要を取り込むとともに、生産能力を拡充し、菌体の安定供給体制を強化する。

■投資概要
・投資先:森永北陸乳業 福井工場
・所在地:福井県福井市高木2丁目601番地
・生産品目:ビフィズス菌末、乳酸菌末
・投資予定額:約20億円
・着工:2026年10月
・稼働予定:2029年1月
・生産能力:森永乳業グループ全体で約250t/年(既存設備比約3割増強)

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