APMターミナルズ・エリザベス、電動RTGクレーン34基を発注

コネクレーンズ(Konecranes):2026年8月18日

APMターミナルズ・エリザベス(APM Terminals Elizabeth)は、米国ニューヨーク・ニュージャージー港で進めるターミナル近代化計画の一環として、コネクレーンズ(Konecranes)と電動式タイヤ式門型クレーン(E-RTG)34基の供給契約を締結した。追加6基のオプションも含む。受注は2026年第2四半期に計上され、2028年末までに全機を納入する予定。

今回の投資は、北米有数のコンテナターミナルの一つであるAPMターミナルズ・エリザベスの将来的な取扱量の増加に備えるもの。新たなE-RTGクレーン群の導入により、ヤードの処理能力を高めるとともに、運用信頼性を向上させ、より効率的で電動化されたターミナル運営を実現する。RTGは搭載バッテリーパックを動力源とする。

APMターミナルズ・エリザベスのヘンリック・クリステンセン(Henrik Kristensen)マネージングディレクターは、「ターミナルの開発に継続的に投資する中、効率的なコンテナ輸送、日々の安定した運用、将来の需要に対応する柔軟性を支えるソリューションに注力している。今回のクレーンは、より安全な作業環境の構築、技能向上の機会創出に加え、今後も長期にわたり顧客にサービスを提供するために必要な能力の確保に貢献する」とコメントした。

一方、コネクレーンズのミッコ・レピスト(Mikko Lepistö)シニアバイスプレジデントは、「今回の契約は、この重要なゲートウェイの将来と、APMターミナルズ・エリザベスの近代化を支援する当社の取り組みを示すもの。当社両社のパートナーシップは20年以上にわたり、当社が同ターミナルに納入した初期のクレーンの一部が現在も稼働している。APMターミナルズから寄せられた信頼に感謝するとともに、安全かつ確実な納入を通じて、次の段階のパートナーシップを築いていく」と述べている。

E-RTGはターミナルヤード全体に配備し、実績のある電動クレーン技術によってコンテナ荷役を支援する。今回の投資は、APMターミナルズ・エリザベスが進める包括的な近代化計画の一部であり、将来的な運用要件への対応力を高める。

今回の受注は、コネクレーンズが推進する「エコリフティング(Ecolifting)」の取り組みを具体化するものでもある。エコリフティングは、港湾荷役の脱炭素化に向け、排気管からの排出ガスゼロを段階的に実現する包括的なロードマップ。再生可能ディーゼル燃料を使用した駆動システムから、ハイブリッド式、完全電動式の機器群、さらに水素などの新たな選択肢まで、顧客の現在および将来のニーズに対応するソリューションを展開している。

コネクレーンズは、顧客重視と事業成長、継続的な改善を軸にマテリアルハンドリング業界をリードしている。デジタル化や技術への投資を進めるとともに、経済の脱炭素化、循環型社会の実現、安全性向上に寄与するソリューションによって、マテリアルフローの効率化を推進している。

コネクレーンズ(Konecranes)は、複数の産業分野の幅広い顧客にマテリアルハンドリングソリューションを提供する世界的企業。50カ国以上で約1万6,500人の従業員を擁し、2025年のグループ売上高は42億ユーロ。株式はナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki)に上場しており、ティッカーシンボルは「KCR」。

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