・2027年秋竣工予定 月産能力500トンから1200トンへ
高知食糧(高知市)は8月18日、本社敷地内で「新たな精米工場の建築および総合物流拠点の再構築事業」に着手したと発表した。総事業費は約20億円。2026年8月17日に起工式を行った。新工場は2027年秋頃の竣工を予定しており、最新鋭のFA(ファクトリーオートメーション)システムやロボットパレタイザーなどを導入し、精米の生産能力を現在の月産約500トンから約1200トンへ、約2.4倍に引き上げる。
同社は1953年設立で、高知県を中心に70年以上にわたり米穀卸売業を展開してきた。新工場の建設と物流拠点の再構築を通じ、地域への米の安定供給と生産体制の強化を図る。
新工場には、圧力分散型の最新精米機をはじめ、近赤外線カメラを搭載した色彩選別機、最新型無洗米製造装置「MRPR36A」などを導入する。精米工程の高度化により、異物除去などの品質管理能力を高め、高品質な米を安定的に供給できる体制を構築する。
無洗米については、新たに「マイクロバブル製法」を採用する。同社では工場建設に伴う製法の見直しに際し、社内メンバーによる15回以上の食味試験を実施し、新製法を選定した。
生産工程では自動化・省力化を徹底する。3トンの玄米タンク10基、3トンの混米タンク8基、ロボットパレタイザー、全自動集積包装機などを設置。各工程の管理は操作室に設ける統合FAシステムに集約し、工程管理の効率化を進める。
また、自社のお米の研究室「ライスラボ」が蓄積してきた知見を新工場の機能強化に活用する。地域農業の活性化や食育活動、ブランド米の創出などを通じ、地域との連携機能も強化していく方針だ。
新工場の整備により、単なる生産能力の増強にとどまらず、精米・包装・物流を含めた供給体制の高度化を図り、地域の食を支える基盤を強化する。
■計画概要
・事業名称:新たな精米工場の建築および総合物流拠点の再構築事業
・建設場所:高知食糧本社敷地内(高知市朝倉南町9番12号)
・総事業費:約20億円
・起工式:2026年8月17日
・竣工予定:2027年秋頃
・精米能力:月産約500トン→約1200トン
・主要設備:最新精米機、色彩選別機、無洗米製造装置「MRPR36A」、玄米タンク、混米タンク、ロボットパレタイザー、全自動集積包装機、統合FAシステム
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