CNH:2026年7月30日
バーシルドン(Basildon)=7月30日、CNHはこのほど、サステナビリティへの取り組みを紹介するデジタルシリーズ「ア・サステナブル・イヤー(A Sustainable Year)」の最新コンテンツとして、米国オクラホマ州とカンザス州南部で4代にわたり農場を営むモアランド・ファームズ(Moreland Farms)の事例を公開した。精密農業技術や自動化、コネクテッドデータの活用を通じ、生産性向上と資材投入の最適化、持続可能な土地管理を実現する取り組みを紹介している。
家族経営農場にとって農地は単なる事業資産ではなく、次世代へ引き継ぐべき重要な資産である。CNHは、精密農業技術やデータ活用によって、農家が圃場でより的確な意思決定を行える環境を提供し、作業効率の向上と資材使用の最適化を支援している。
モアランド・ファームズでは、ケースIH(Case IH)の精密農業ソリューション「ケースIHフィールドオプス(Case IH FieldOps™)」「エイムコマンド・フレックスII(AIM Command FLEX™ II)」「アキュシンク(AccuSync®)」を導入。農業機械をネットワーク化し、圃場作業をリアルタイムで把握するとともに、取得した運用データを実際の営農改善に活用している。
フィールドオプスは農業機械と圃場データを単一のデジタルプラットフォームで管理し、作業状況を一元的に可視化する。エイムコマンド・フレックスIIはノズルごとの吐出量を個別に制御することで高精度な散布を実現。アキュシンクは複数の農業機械を同一圃場内で連携させ、重複散布や散布漏れを低減する。
また、精密散布技術や自動化、データ連携により、作業効率の向上に加え、肥料や農薬などの投入資材の使用量を適正化。収穫データや施肥データを継続的に分析することで、より精度の高い栽培管理が可能となっている。
モアランド・ファームズのマット・モアランド(Matt Moreland)氏は、「ガイダンスや精密農業、散布データの技術によって、多くのことを学べるようになった」とコメント。年ごとの収穫データを比較・分析することで、窒素肥料の最適な施用箇所を特定できるようになり、「こうした変化は祖母の世代が経験した以上に大きく、私たちをより良い土地の管理者へと成長させている」としている。
CNHは今回の事例に加え、同社の精密散布技術を解説するコンテンツも公開。先進技術を実用的な価値へ転換し、農業経営の効率化や持続可能な土地利用を支援するとともに、データ活用が進む農業分野において農家がより確かな意思決定を行える環境づくりを推進していく方針である。