日立建機、欧州の建設・採石現場向けオープンイノベーション募集開始、スタートアップと次世代ソリューション創出へ

日立建機は7月31日、世界中のスタートアップ企業を対象としたオープンイノベーションプロジェクト「LANDCROS Innovation Studios Challenge Europe 2026」の募集を開始した。欧州における次世代の建設・採石現場をテーマに、自律運転やデータ活用、ライフサイクルコスト最適化に関する革新的なアイデアを募り、有望企業との協業につなげる。

今回の募集は、2025年に実施した「LANDCROS Innovation Studios Mining Challenge」に続く通算3回目の取り組み。応募締め切りは2026年9月30日としている。

募集テーマは、①建設・採石現場での自律運転技術「Autonomous Operations」、②現場データの活用と施工計画最適化を目指す「Site Intelligence & Planning」、③設備投資判断や機械運用の効率化を支援する「Lifecycle Decision Intelligence」の3分野。

日立建機は応募企業の中から各テーマ約3社、最大10社を選定し、12月3日にオランダ・アムステルダムの日立建機(ヨーロッパ)N.V.本社で開催するピッチイベントへ招待する。各テーマから最優秀企業1社を選出し、日立建機との共同開発や事業化に向けた協業を検討する。

プロジェクトには、建設資材大手CRH(アイルランド)、インフラ企業Ferrovial(オランダ)、建機レンタル大手Loxam(フランス)、VINCIグループのイノベーション組織Leonard(フランス)の4社が協賛する。

同プロジェクトは、日立建機が展開する協創型イノベーション基盤「LANDCROS Innovation Studios」の代表的な活動の一つ。グループ会社や顧客、スタートアップ企業などが連携し、新たな事業やソリューションの創出を目指すエコシステムとして位置付けられている。

2025年に実施した鉱山分野のチャレンジでは世界各国から135社が応募し、選定された3社とは現在も協業に向けた検討を進めている。

日立建機は、自律運転技術やデジタル技術を活用した建設・鉱山機械向けソリューションの開発を重点施策に掲げており、今回の取り組みを通じてスタートアップとの連携を一段と強化し、顧客や社会の課題解決につながる革新的なソリューションの創出を目指す。

日立建機(ヨーロッパ)N.V.のフランチェスコ・クアランタ取締役社長は、「日立建機は建設機械メーカーからソリューションプロバイダーへの進化を目指している。建設・採石業界の課題解決につながる優れたアイデアは社外にも数多く存在すると考えており、本プロジェクトを通じてスタートアップ企業との出会いを創出し、未来の現場をともに築いていきたい」とコメントした。

なお、日立建機は2027年4月1日付で商号を「ランドクロス株式会社」に変更するとともに、コーポレートブランドを「LANDCROS」へ刷新する予定である。

ニュースリリース