米オシュコシュ、26年第2四半期売上は6.7%増の29.2億ドル、調整後EPSは2.87ドル

オシュコシュ(Oshkosh Corporation):2026年7月28日

・第2四半期売上高は6.7%増の29.2億ドル
・希薄化後EPSは2.92ドル、調整後EPSは2.87ドル
・営業利益率は8.3%に低下
・アクセス、職業用部門の減益が影響
・2026年通期見通しを下方修正、調整後EPSは約11.00ドルに

オシュコシュ・コーポレーション(Oshkosh Corporation):7月28日
ウィスコンシン州オシュコシュ―(BUSINESS WIRE)―専用車両・機器大手のオシュコシュ・コーポレーション(Oshkosh Corporation、NYSE:OSK)は、2026年第2四半期決算を発表した。第2四半期(2026年4〜6月)の純利益は1億8,320万ドル(希薄化後1株当たり2.92ドル)となり、前年同期の2億480万ドル(同3.16ドル)から減益となった。調整後純利益は1億8,010万ドル(同2.87ドル)で、前年同期の2億2,060万ドル(同3.41ドル)を下回った。なお、本ニュースリリースにおける比較対象は特に断りのない限り

■2025年第2四半期

第2四半期の連結売上高は前年同期比6.7%増の29億2,000万ドルとなった。販売数量の増加と価格改善が主な要因。

連結営業利益は前年同期比16.6%減の2億4,320万ドル(売上高営業利益率8.3%)となり、前年同期の2億9,170万ドル(同10.7%)から低下した。製品ミックス悪化と製造間接費の増加が主因で、販売数量増加が一部相殺した。調整後営業利益も17.7%減の2億5,760万ドル(同8.8%)となった。

■CEOコメント
オシュコシュの社長兼最高経営責任者(CEO)であるジョン・ファイファー(John Pfeifer)氏は、第2四半期の1株当たり利益は従業員の努力と独自性の高い製品力の表れだとした上で、アクセス機器の需要が強く、受注額は15億ドルに達したと説明した。米国郵政公社(USPS)向け次世代配達車両(NGDV)の生産拡大と、職業用部門における既存製造プロセスの近代化に引き続き注力するとしている。

さらに、消防車製造体制の変革と生産能力拡大を進め、強い顧客需要と長期的成長を支える方針を示した一方、新たな部材供給プロセスの導入に伴い、消防車の生産能力改善のペースは従来想定よりも緩やかになる見通しだと述べた。これを踏まえ、2026年通期の調整後EPS見通しを約11.00ドルに引き下げるとした。

ファイファー氏は「Innovate. Serve. Advance.」戦略のもと、差別化された製品や先端技術、製造能力への投資を通じて競争力の強化を継続する方針を強調した。

■事業セグメント別状況

<アクセス(Access)>
第2四半期売上高は前年同期比9.4%増の13億7,000万ドル。販売数量の増加と価格改善が主な要因。
営業利益は16.5%減の1億5,160万ドル(売上高比11.0%)となり、前年同期の1億8,160万ドル(同14.5%)から低下した。製品ミックスの悪化、価格とコストの不利な関係、訴訟関連引当金の増加、販売費及び一般管理費の増加、新製品開発費の増加が響いた一方、販売数量増加が一部を相殺した。調整後営業利益は1億5,580万ドル(同11.3%)で、前年同期の1億8,570万ドル(同14.8%)を下回った。

<職業用(Vocational)>
第2四半期売上高は9億6,680万ドルとほぼ横ばい。廃棄物・リサイクル車両の出荷減少を中心とした販売数量の減少が、価格改善による増収効果を上回った。
営業利益は17.8%減の1億2,110万ドル(同12.5%)となり、前年同期の1億4,730万ドル(同15.2%)から低下した。製品ミックス悪化、製造間接費の増加、販売数量減少が響いた一方、価格とコストの関係改善やインセンティブ報酬引当金の減少が一部相殺した。調整後営業利益は1億3,050万ドル(同13.5%)で、前年同期の1億5,790万ドル(同16.3%)を下回った。

<輸送(Transport)>
第2四半期売上高は前年同期比11.9%増の5億3,610万ドル。NGDVの生産立ち上げによる販売数量増加が主な要因で、防衛関連の販売数量減少を一部相殺した。
営業利益は11.2%減の1,580万ドル(同2.9%)となり、前年同期の1,780万ドル(同3.7%)から低下した。製品ミックス悪化に加え、保証関連費用や製造間接費の増加が響いた一方、NGDVプログラムに関連する一時的な履行義務1,660万ドルの認識が一部相殺した。

<コーポレート・その他>
コーポレートおよびその他部門の営業コストは4,530万ドルとなり、前年同期比970万ドル減少した。無形資産の減損が前年同期に発生していたことの反動が主因。

<その他損益>
その他収益(純額)は370万ドルとなり、前年同期の730万ドルを下回った。前年同期は投資に係る未実現利益の計上が寄与していた。

■法人税
2026年第2四半期の法人税費用は3,720万ドル(税引前利益比16.9%)となり、前年同期の6,520万ドル(同24.1%)から減少した。今四半期には、海外のアンチハイブリッド税務案件に係る時効成立に伴う一時的な税務便益1,670万ドルが含まれている。

■自社株買い
2026年第2四半期には、66万7,158株を9,160万ドルで取得した。過去12カ月間の自己株取得により、第2四半期EPSは前年同期比で0.09ドル押し上げられた。

■配当
取締役会は、普通株1株当たり0.57ドルの四半期配当を決定した。2026年8月13日時点の株主を対象に、同年8月27日に支払う。

■上半期(1〜6月期)実績
2026年上半期の売上高は52億3,000万ドル、純利益は2億2,630万ドル(希薄化後1株当たり3.59ドル)となった。前年同期(2025年1〜6月)は売上高50億4,000万ドル、純利益3億1,700万ドル(同4.88ドル)。上半期の減益は、製品ミックス悪化と製造間接費の増加が主因で、販売数量増加や税務便益の計上が一部相殺した。
調整後純利益は2億3,390万ドル(同3.71ドル)で、前年同期の3億4,540万ドル(同5.32ドル)を下回った。

■2026年見通し
2026年通期の希薄化後EPSは約10.50ドル、調整後EPSは約11.00ドルを見込み、いずれも従来見通しから約0.50ドル引き下げた。売上高は約112億ドルを見込み、従来見通しから2億ドル引き上げた。

■オシュコシュ・コーポレーションについて
オシュコシュ・コーポレーション(Oshkosh Corporation、NYSE:OSK)は、専用設計の車両・機器を手掛けるグローバルメーカー。本社は米ウィスコンシン州。世界で1万8,000人超を雇用し、JLG®、ピアース(Pierce®)、MAXIMETAL、オシュコシュSシリーズ(Oshkosh® S-Series™)、マクネイラス(McNeilus®)、IMT®、ジェルダン(Jerr-Dan®)、フロントライン・コミュニケーションズ(Frontline™ Communications)、オシュコシュ・エアポート・プロダクツ(Oshkosh® Airport Products)、オシュコシュ・エアロテック(Oshkosh AeroTech™)、オシュコシュ・ディフェンス(Oshkosh® Defense)、プラット・ミラー(Pratt Miller)などのブランドを展開している。

ニュースリリース

第2四半期レポート