ホロット(Haulotte)、物流向け垂直昇降式高所作業車「STAR 8 Picking」を発売

・物流・倉庫向けにオーダーピッキング専用モデルを投入、安全性と作業効率を向上

ホロット(Haulotte):20267月28日

ホロット(Haulotte)は、垂直昇降式高所作業車「STAR」シリーズの新モデルとして、物流・流通現場向けに特化した「STAR 8 Picking」を発表した。オーダーピッキングや在庫管理、棚入れ作業を主用途とし、コンパクトな車体、高い生産性、安全性を兼ね備えた屋内専用モデルとして欧州市場で展開する。

新モデルは最大作業高さ7.95mを実現し、高所での日常的なピッキング作業を効率化する。床面への負担を抑える耐久性の高いノンマーキングタイヤを採用し、倉庫や店舗、物流センターなどの屋内施設での使用に適している。

最大の特長は、電動昇降式のピッキングトレーを標準装備した点である。落下防止構造に加え、取り外し可能なサイドパネルと前面ガードレールを備え、最大80kgまでの荷物を安全に持ち上げることができる。作業者の筋肉や関節への負担軽減にも配慮しており、マストとピッキングトレーを同時に昇降させることも可能で、作業効率を高める。

車体幅は0.79mとコンパクトで、小回り性能にも優れるため、狭い通路や限られたスペースでの走行・旋回が容易。さらに、作業床高さ5.95mまでの昇降時には横方向へのサイドシフト機能を利用でき、車体を移動させることなく荷物の取り扱いが可能となり、ピッキング作業の生産性向上に貢献する。

安全面では、左右両側にランボドアを採用し、乗降性と作業者保護を両立。ドア開閉センサーを備え、ドアが確実に閉じていない場合は昇降できない設計となっている。また、走行警報ブザーを標準装備し、歩行者への注意喚起を目的とした「ブルーLEDアンチコリジョンスポットライト(Blue LED anti-collision spotlight)」もオプション設定した。

操作系には警告表示灯と人間工学に基づくジョイスティックを採用し、滑らかで比例制御による精密な操作を実現。高所作業時の安全な取り回しを支援する。

保守性にも配慮し、マスト部はケーブルやチェーンを使用しない構造を採用。摩耗部品を削減し、メンテナンス負荷を大幅に低減した。主要部品にはスイングアウト式トレーから容易にアクセスできるため、整備時間を短縮できる。

駆動にはメンテナンスフリーのAC(交流)誘導電動モーターを採用し、高い信頼性と滑らかな走行性能を確保。さらに、車載診断システム「アクティブスクリーン(Activ’Screen)」により、機体情報や故障コード、保守アラートをリアルタイムで確認でき、ダウンタイムの削減と車両稼働率の向上を支援する。

同機は欧州市場限定で販売される。ホロットは、物流・流通分野で拡大するコンパクトかつ電動、安全性を重視したピッキングソリューションの需要に対応し、同分野での製品ラインアップを一段と強化していく方針である。

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