メッツォ、データ活用型サービスを強化、接続設備800台超、鉱山の稼働率向上と故障予防を支援

メッツォ(Metso):2026年7月27日

メッツォは7月27日、鉱物処理業界向けデジタルサービスを強化し、データ活用型の設備性能支援サービス「データドリブン・パフォーマンス・サービス(Data-driven Performance Services)」で接続された設備台数が800台を突破したと発表した。2025年9月のサービス開始以来、接続設備数は2倍以上に拡大しており、設備保全の効率化や安全性向上、故障の未然防止、生産性向上などで顧客への価値創出を進めている。

同サービスでは、設備から収集したデータをリアルタイムで解析し、異常の兆候を早期に検知することで迅速な対応を可能にする。メッツォ(Metso)のミネラルズ・デジタル担当バイスプレジデント、アルトゥ・マッティ・マティンラウリ(Arttu-Matti Matinlauri)氏は、「これまでの運用実績では、発生する問題の80~90%を事前に検知できている。さらに設備稼働率は最大6%向上し、生産1トン当たりのCO₂排出量は最大20%削減された」と説明する。

解析には標準計測機器のデータに加え、高度な分析技術やAIモデルを活用し、故障モード影響解析(FMEA:Failure Modes and Effects Analysis)の知見と、パフォーマンスセンター(Performance Centers)の専門スタッフによる支援を組み合わせている。

実際の導入事例では、データドリブン・パフォーマンス・サービス(Data-driven Performance Services)により、突発停止時間の大幅な削減や高額な設備故障の回避など、具体的な成果が確認されている。異常の兆候を早期に把握することで、計画的な保全作業が可能となり、操業リスクの低減と設備信頼性、生産計画の予測性向上につながっている。また現在は、個々の設備だけでなく、複数設備で構成されるプロセス全体を包括的に分析できる体制を整えている。

南米の顧客鉱山では、接続設備と同サービスの導入により、設備稼働の信頼性が大幅に改善した。状態監視と適時の現場対応により、設備故障間隔(MTBF)が延び、突発停止時間の継続的な削減を実現している。

導入後最初の6カ月間では、特定されたリスクの94%を捕捉し、潜在的な故障を早期に検知・回避した。その結果、215時間を超える停止時間を回避するとともに、予備品需要も削減し、総額740万米ドルの経済効果を創出したという。

メッツォ(Metso)のパフォーマンスサービス担当ディレクター、パブロ・ズニガ(Pablo Zuniga)氏は、「当社のデータドリブン・パフォーマンス・サービスは顧客の操業改善を支え、業界をリードし続けるための取り組みを後押ししている。今後も運転データを具体的な価値へと変える支援を進めていく」と述べた。

■ メッツォ(Metso)について
メッツォは、骨材、鉱物処理、金属精錬向けに持続可能な技術、エンドツーエンドのソリューション、サービスを提供するグローバル企業。エネルギー効率や水利用効率の向上、生産性向上、環境負荷低減を支援している。本社はフィンランド・エスポー(Espoo)。2025年末時点の従業員数は約1万8,000人、約50カ国で事業を展開。2025年の売上高は約53億ユーロ。ナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki)に上場している。

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