JLGインダストリーズ(JLG Industries):2026年7月21日
JLGインダストリーズは、北米市場向けにテレハンドラー「SkyTrak(スカイトラック)」シリーズの「10042」「10054」「12054」を全面刷新した。新型機は、同社の北米向けSkyTrakシリーズのリニューアルを完了するもので、最新の制御技術や保守性の向上により、建設・インフラ・産業用途における作業効率と安全性を高める。
今回の3機種は、建設現場やインフラ工事、産業用途、資材搬送向けに開発された。最大積載能力は1万2,000ポンド(約5.4トン)、最大揚高は53フィート2インチ(約16.2メートル)で、重量パレットの荷役や資材の配置、鉄骨建方、大型設備の搬送など幅広い用途に対応する。
JLGインダストリーズのテレハンドラー担当シニアプロダクトマネージャー、ジョン・ベーメ(John Boehme)氏は、「SkyTrakシリーズの全面刷新はブランドにとって大きな節目となる。顧客からの要望を反映し、最新技術と機能改善を取り入れることで、生産性とオペレーターの安心感を高めながら、SkyTrakが長年培ってきた高い信頼性を維持した」とコメントした。
■最新技術を搭載した新世代モデル
3機種はいずれも、カミンズ(Cummins)製Tier4 Final対応「F3.8」110馬力ディーゼルエンジンを搭載。4速パワーシフトトランスミッションには、新開発の「SmartShift(スマートシフト)」を採用し、3速と4速を自動切り替えすることで効率的な走行を実現する。
また、新世代の電子制御システムを採用し、診断機能や制御機能を強化した。オプションとして、荷重安定性表示システム「Load Stability Indication(LSI)」や、シートベルト装着・オペレーター在席確認システム「Seatbelt Engagement and Operator Presence(SEAOP)」を設定する。
LSIは前方荷重を検知し、視覚表示によって安全な作業を支援する。一方、SEAOPはシートベルト未装着や運転者不在時に警報を発するとともに、一部機能を制限し、安全性向上を図る。
キャビンも刷新され、大型LCDディスプレーを採用したほか、荷重チャートを見やすく改善した。密閉型キャビンには平面ガラスを採用し、ガラス交換の容易さにも配慮している。
■作業性とメンテナンス性も向上
操作系では、電気油圧式ジョイスティックを採用し、補助油圧機能やアタッチメントのチルト操作を一体化。複数操作を効率良く行えるようにした。
さらに、補助油圧カプラーをブーム先端側面へ移設し、アタッチメント交換作業を迅速化した。
通信機能では、JLGの双方向通信プラットフォーム「ClearSky Smart Fleet(クリアスカイ・スマートフリート)」を標準装備し、車両管理や故障診断、稼働管理機能を強化する。
オプションとして、
- 左右・後方を1画面で表示するマルチビュー後方カメラ
- キャビン内で警報を発する後方接近検知システム
- 指向性を持つホワイトノイズ式バックアップアラーム
なども用意し、現場での安全性向上を図る。
■3機種の主要仕様
- SkyTrak 10042:最大積載能力1万ポンド(約4.5トン)、最大揚高42フィート1インチ(約12.8メートル)、最大前方リーチ26フィート9インチ(約8.2メートル)
- SkyTrak 10054:最大積載能力1万ポンド(約4.5トン)、最大揚高53フィート2インチ(約16.2メートル)、最大前方リーチ38フィート10インチ(約11.8メートル)
- SkyTrak 12054:最大積載能力1万2,000ポンド(約5.4トン)、最大揚高53フィート2インチ(約16.2メートル)、最大前方リーチ38フィート10インチ(約11.8メートル)
同社は、新型3機種により、建設資材の配置やインフラ工事、設備据付、産業用荷役など幅広い用途に対応する高い汎用性と吊り上げ性能を提供するとしている。
■会社概要
・JLGインダストリーズ(JLG Industries)は、高所作業車(MEWP)やテレハンドラーの世界的メーカー。高所作業車「JLG」、テレハンドラー「JLG」「SkyTrak」などを展開する。オシュコシュ・コーポレーション(Oshkosh Corporation)のグループ企業。
・オシュコシュ・コーポレーション(Oshkosh Corporation)は、米ウィスコンシン州に本社を置く特殊車両・産業機械メーカー。高所作業車、防衛車両、空港支援機材、消防車、レッカー車などを世界150カ国以上で展開している。
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