ファナック、国産マルチモーダルAI開発のNoetraに出資、フィジカルAI技術の研究を加速

ファナックは7月24日、AIロボットやフィジカルAIの基盤となる国産マルチモーダル基盤モデルの研究開発を進めるNoetra(ノエトラ)への出資を実施したと発表した。FA、産業用ロボット、ロボマシン分野で培った技術を活用し、生産現場の自動化や課題解決につながるフィジカルAI技術の研究・開発を強化する。

近年、大規模言語モデル(LLM)の進化を背景に、人の指示を理解し、周囲の状況を認識して自律的に判断・行動する「フィジカルAI」への期待が高まっている。こうした技術の社会実装には、画像や音声、言語など複数の情報を統合的に処理できる高性能かつ信頼性の高いマルチモーダル基盤モデルの整備が重要とされている。

Noetraは、日本の産業競争力の強化と経済安全保障への貢献を視野に、AIロボットやフィジカルAIの基盤となる国産マルチモーダル基盤モデルの研究開発を推進する企業。AI開発企業や製造業をはじめ、多様な業種の企業や研究機関が参画し、産業横断的な連携体制のもとで研究開発を進めている。

ファナックは、Noetraが掲げるビジョンと戦略に賛同し、今回の出資を決定した。今後は、国産マルチモーダル基盤モデルをはじめとするフィジカルAI関連技術の動向把握を進めるとともに、長年培ってきたFA、ロボット、ロボマシン分野の技術・知見を生かし、製造現場の自動化や生産性向上に寄与する新たな技術の研究・開発を推進する方針である。

ニュースリリース