丸文、DEEP RoboticsとMOU締結、四足歩行ロボットで日本市場開拓を加速

・労働力不足やインフラ老朽化対策を見据え、共同開発も推進

丸文は7月23日、四足歩行ロボットを開発するディープロボティクス(DEEP Robotics)と、日本市場での販売拡大および協業に向けた基本合意書(MOU)を締結したと発表した。両社は、国内市場向けの最適なロボットソリューションの提供に加え、日本の産業現場のニーズに対応した新たなアプリケーションの共同開発を進める。

日本では少子高齢化による深刻な労働力不足やインフラ設備の老朽化、災害現場など危険環境での安全確保が大きな社会課題となっている。こうした中、複雑な地形や人が立ち入りにくい場所で自律的に作業できる四足歩行ロボットへの期待が高まっている。

ディープロボティクスは、AIアルゴリズムと高度な運動制御技術を強みとし、電力、建設、消防・救助など世界各国の産業分野で導入実績を持つ四足歩行ロボットメーカー。今回の提携を通じて、丸文は同社製ロボットの国内展開を本格化する。

同社の四足歩行ロボットは、階段や段差、瓦礫などの悪路でも安定した歩行性能を発揮するほか、LiDARや各種センサーを活用した自律ナビゲーション機能により、障害物回避や巡回点検を自律的に実行できる。さらに、高解像度カメラ、赤外線サーモグラフィー、ガス検知器、ロボットアームなど用途に応じた各種モジュールを搭載可能で、高い拡張性を備える。防塵・防水性能はIP67相当で、過酷な屋外環境や産業用途への対応も可能としている。

丸文は長年にわたり培ってきた国内外の顧客ネットワークや技術サポート体制を活用し、ディープロボティクスのロボット技術と組み合わせることで、日本市場向けの提案力を強化する考え。インフラ点検や設備保全、災害対応など幅広い分野での活用を視野に入れ、社会課題の解決に向けたロボットソリューションの普及を目指す。

ディープロボティクスの朱秋国(Zhu Qiuguo)CEOは、「丸文の市場理解とサポート体制は、日本で当社のロボットを展開する上で不可欠であり、両社の強みを生かして日本の産業現場の課題解決に貢献したい」とコメントした。

また、丸文の藤野聡取締役は、「高度なAIと自律制御技術を持つ四足歩行ロボットは、日本が直面する労働力不足やインフラ老朽化への有効な解決策となる。丸文の技術サポート力と顧客ネットワークを生かし、新たな価値と安全性を提供していく」と述べた。

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