日立建機、5速AT採用の中型ホイールローダ「ZW310S-7」受注開始、燃費を最大18%改善

・年間販売目標70台、砕石・港湾・製鉄・物流向けに提案強化

日立建機は7月22日、国内向け中型ホイールローダ「ZW310S-7」の受注を7月27日から開始すると発表した。ZW-7シリーズのラインアップ拡充を図るもので、年間販売目標は70台。主な対象市場は砕石、港湾荷役、製鉄、物流分野となる。

ZW310S-7は標準バケット容量4.2 m3、運転質量24.1トンの中型ホイールローダ。新たに5速トランスミッションを採用するとともに、積み込み作業時の走行速度を自動制御する「アプローチスピードコントロール」を搭載した。オペレーターのブレーキ操作を軽減し、走行・掘削・積み込み作業をよりスムーズに行えるようにした。

これらの機能により、生産性を向上させるとともに、作業量当たりの燃料消費量を従来機「ZW310-6」と比較して最大18%削減した(従来機Pモードと新機種P+モードとの比較)。

安全性の面では、3台のカメラで車体周囲270度の俯瞰映像を表示する周囲環境視認装置「AERIAL ANGLE(エアリアルアングル)」を標準装備した。オペレーターの死角となるタイヤ側面などの視認性を向上させ、安全な作業を支援する。オプションの追加カメラにより360度の俯瞰表示にも対応する。

生産性向上機能としては、荷重判定装置「ペイロードチェッカー」を標準搭載。バケット内やダンプトラックへの積載量をリアルタイムで表示し、過積載や積載不足を防止することで積み込み効率の最適化を図る。

さらに、OTA(Over The Air)技術を活用したサービスソリューション「ConSite Air(コンサイト エアー)」を採用。遠隔で機械の状態診断やエラーコード、各種センサー情報を取得できるほか、コントローラーや通信端末のソフトウェア更新も無線で実施可能となり、保守・サービスの効率化とダウンタイムの短縮に貢献する。

主な仕様は、エンジン最大出力233kW(1,700rpm)、全長9,045mm、全幅3,100mm(バケット)、ダンピングクリアランス3,095mm。標準小売価格は6,432万円(工場裸渡し、消費税別)。

日立建機は、顧客との協創を通じて施工現場の安全性向上、生産性向上、ライフサイクルコスト低減に貢献するソリューションの提供を進める方針としている。

なお、同社は2027年4月1日付で商号を「ランドクロス株式会社」、コーポレートブランドを「LANDCROS」へ変更する予定である。

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