古河機械金属は7月22日、ユニック部門を担う古河ユニック(東京都千代田区)が、千葉県内の特別支援学校を対象に、ユニッククレーンの仕組みを学ぶ出前授業および製造現場でのインターンシップを実施したと発表した。機械の原理を体験的に学ぶ機会や、ものづくり現場での就業体験を通じ、地域の生徒の職業理解や将来の進路選択を支援する取り組みとなる。
今回の取り組みでは、千葉県立八日市場特別支援学校および千葉県立印旛特別支援学校の生徒を対象に実施した。
八日市場特別支援学校では、6月24日に千葉県教育CSRの一環として出前授業を開催。高等部2年生12人、高等部3年生14人、職員10人が参加した。
授業では、ユニッククレーンの概要説明に加え、メスシリンダーや注射器、エアーマットなどを用いた実験を通じて、油圧技術の基礎となる「パスカルの原理」などを学習した。また屋外では、ユニック車を使った「シーソーの原理」や「歯車の原理」の体験、ユニッククレーンおよびミニ・クローラクレーンの動作見学を実施。機械が動く仕組みや構造への理解を深めた。
参加した生徒からは「すごい」「かっこいい」といった声が寄せられ、機械技術への関心の高さがうかがえたという。学校側からも「普段見ることのできない貴重な体験になった」「原理への理解が進んだ」と評価された。
一方、印旛特別支援学校では、6月29日から7月3日までの5日間、高等部3年生1人を対象にインターンシップを実施した。参加した生徒は、塗装部品のマスキングテープ外し、部品の仕分け、運搬など、製造工程に関わる作業を体験。実際のものづくり現場での業務を通じ、製造業における仕事のやりがいや達成感を感じる機会となった。
古河ユニックは今後も、企業への理解促進と地域社会への貢献を目的に、キャリア教育支援活動を継続していく方針である。
■ユニッククレーン
ユニッククレーンは、「吊る・積む・運ぶ・作業する」という一連の作業をトラック1台で可能にする省力化機械。用途に応じたブーム段数やクレーン容量を設定した小型から大型トラック向けまで幅広い製品群を展開している。
安全性を高めたモデルや環境負荷低減を図ったエコモデル、複雑な操作を容易にする液晶ラジコン搭載モデルなど、先進機能を備えた製品開発にも注力しており、国内市場で約50%のシェアを占めている。
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