ユングハインリッヒ、独ベアリング商社向けに自動化物流センターを構築

・約1万8,800保管ロケーションを備えた自動倉庫を導入、2027年第2四半期稼働へ

ユングハインリッヒ(Jungheinrich):2026年7月21日

ユングハインリッヒは7月21日、ドイツ・ウィルヘルムスハーフェン(Wilhelmshaven)の転がり軸受・リニア技術製品の卸売・製造会社であるアイゼンハルト・レップヒェ(Eisenhart Laeppché GmbH)から、新たな全自動物流センターの計画・建設を受注したと発表した。自動化ミニロード倉庫、自動パレット倉庫、倉庫管理システム(WMS)を組み合わせた統合ソリューションを提供し、2027年第2四半期の稼働開始を予定している。

同社では、小物部品分野の受注増加に伴い、従来の手作業によるピッキングが処理能力や採算性の面で限界に近づいていた。また、作業環境の改善や長期的な物流効率の向上も課題となっていたことから、新物流センターの建設を決定した。

中核となるのは、ダブルディープ方式を採用した1万4,904コンテナ保管ロケーションを備える自動化ミニロード倉庫。3基のスタッカークレーン「STC 2B1A」が入出庫を自動で行い、高速搬送と省エネルギー性能を両立する。

一方、パレット保管には3,870保管ロケーションを備えた自動狭通路(AutoVNA)倉庫を採用。2台の自動狭通路フォークリフト「EKX 516ka」が高層ラック内で高精度かつ効率的な搬送を行う。設備は有効高さ9.7メートルの専用建屋内に設置される。

ピッキングエリアには、コンテナ用4カ所、パレット用2カ所の計6カ所の「グッズ・トゥ・パーソン(Goods-to-Person)」方式の作業ステーションを設置。作業者の移動や身体的負担を軽減するとともに、生産性向上を図る。

ユングハインリッヒの納入範囲には、コンテナ・パレット向け搬送コンベヤー、上位制御システム(可視化機能付き)、ユングハインリッヒ・ウェアハウス・マネジメント・システム(Jungheinrich Warehouse Management System:WMS)、ラック設備、作業ステーション設備が含まれ、保管から搬送まで一体的に制御する。

また、将来的な事業拡大にも対応できるよう設計されており、ミニロード倉庫はさらに2通路、自動狭通路倉庫は「EKX 516ka」を最大3台まで追加導入できる拡張性を備える。

今回の受注は、両社の長年にわたる協力関係と、ユングハインリッヒ・マテリアルフロー・コンサルティング(Jungheinrich Material Flow Consulting)が提案した物流コンセプトが評価されたことによるもの。

アイゼンハルト・レップヒェのマネージングディレクター、ヘンドリック・レップヒェ(Hendrik Laeppché)氏は、「成長に伴い従来の手作業ピッキングは経済性と運用面で限界に達していた。新たな自動化システムにより、物流プロセスの効率化、処理能力の拡大、リードタイム短縮に加え、従業員の作業環境も大幅に改善される」とコメントした。

ユングハインリッヒのテクニカルセールス責任者、クラウス・ペーター・ウォルターズ(Klaus-Peter Wolters)氏は、「小物部品の取扱量増加に対し、経済性と作業性を両立することが求められていた。ミニロード倉庫と自動狭通路倉庫を組み合わせた統合ソリューションにより、高い処理能力、拡張性、省エネルギー性能を提供し、今後の成長を支えていく」と述べた。

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