ボルボCE (Volvo Construction Equipment ):2026年7月17日
ボルボCE は2026年第2四半期(4~6月)決算を発表し、ボルボブランド建設機械の納入台数が前年同期比14%増加したほか、受注は8%増、サービス売上はオーガニックベースで9%増となるなど、本業が堅調に推移した。SDLG事業の売却により売上高は減少したものの、調整後営業利益率は14.4%と前年同期を上回り、収益性を改善した。
※1SEK (スウェーデンクローナ)は約17円。
同四半期の売上高は216億300万SEK(約3,673億円、前年同期229億600万SEK)で前年同期比6%減となった。これはSDLG事業売却の影響によるもので、事業売却を除いたオーガニック売上成長率は13%だった。このうち建設機械の売上は14%増、サービス売上は9%増となった。
調整後営業利益は31億1,400万SEK(前年同期29億9,300万SEK)で、調整後営業利益率は14.4%(前年同期13.1%)へ改善した。
ボルボブランドの受注は前年同期比8%増加した。地域別では南米、アフリカ、オセアニア、北米で受注が伸長した一方、欧州とアジアでは減少した。
ボルボCE のメルカー・イェルンベリ(Melker Jernberg)社長は、「製品構成の強さに支えられ、オーガニック売上の成長と安定した業績を実現できた。製品、サービス、デジタルソリューションを含めた総合提案力を強化するとともに、業界変革に向けた長期投資とイノベーションを継続している」とコメントした。
■第2四半期の主な取り組み
同社は第2四半期に長期成長戦略を支える複数の重要施策を実施した。
6月にはスウェーデン・エスキルストゥーナ(Eskilstuna)で開催した「ボルボ・デイズ2026(Volvo Days 2026)」に8,000人を超える来場者を迎え、同社史上最大規模のイベントとなった。建設機械、サービス、デジタルソリューションを組み合わせた統合提案を紹介し、継続的な製品・サービス刷新の成果を顧客へ訴求した。
また、エスキルストゥーナでは総額7億SEKを投じる新型油圧ショベル工場の建設に着工した。
さらに、量産を開始した電動アーティキュレートダンプトラック「A30 Electric」の初号機を、ノルウェーのLNS(LNS)へ納入した。これは世界初の量産型電動アーティキュレートダンプトラックの納入事例となる。
イェルンベリ社長は、「第2四半期は戦略を具体的な成果へ結び付ける力を示した四半期となった。競争力強化、イノベーション加速、そして現在だけでなく将来にわたり顧客の成功を支えるソリューションの提供に取り組んでいる」と述べた。
■地域別市場動向
欧州市場では、インフラ投資の継続、機械稼働率の高さ、更新需要に支えられ、市場需要が拡大した。
北米市場は、データセンターやエネルギーインフラへの投資に加え、製造業の国内回帰(オンショアリング)が市場を下支えし、堅調さを維持した。
南米市場では、ブラジル、コロンビア、ペルーで需要が回復し、鉱山開発や大型インフラ案件が市場拡大をけん引した。
アジアでは、インドネシアが堅調なGDP成長とインフラ・食料安全保障関連投資を背景に成長を続けたほか、韓国や東南アジアも拡大した。一方で、インド、トルコ、中東は縮小した。オーストラリアとアフリカではインフラ整備や鉱山投資を背景に高い成長を記録した。また、中国市場は不動産市場の活性化を目的とした政府の景気刺激策に支えられ、回復基調を示した。
ニュースリリース(ボルボCE )
第2四半期レポート(ボルボグループ)
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