AIRMAN(旧・北越工業)が5月11日に発表した2026年3月期連結業績によると、売上高は556億400万円(前期比2.3%増)を記録し、過去最高を更新した。営業利益は71億8,400万円(11.2%増)、経常利益は80億1,400万円(17.4%増)、純利益は55億9,600万円(17.4%増)と、全利益項目で前期を上回り、いずれも過去最高となった。北米向け販売の増加と円安基調が業績を押し上げた。
■建設機械事業、北米が国内の減少を補い過去最高を更新
建設機械事業では、国内市場でエンジンコンプレッサが人手不足や原材料高騰を背景とした工事計画の停滞により出荷が伸び悩んだものの、広域レンタル会社への拡販交渉が奏功し発電機は伸長した。
海外では中国を含むアジア向け出荷が低迷する一方、北米向けエンジン発電機がレンタル会社の在庫調整の影響が落ち着いたことで回復基調となり、エンジンコンプレッサの出荷も大きく伸長した。結果として売上高は445億5,200万円(前期比1.0%増)、セグメント利益は70億4,300万円(11.9%増)と過去最高を更新した。
■産業機械事業、OEM供給と外販強化で過去最高を更新
産業機械事業では、主力のモータコンプレッサがコベルコ・コンプレッサ向けの安定的なOEM供給を継続しつつ、外販向け圧縮機本体や手押し式高所作業台の出荷が堅調に推移した。
部品・サービスの売上増加も寄与し、モータコンプレッサの価格転嫁浸透と利益率の高い外販向け製品の販売増が利益を押し上げた。売上高は110億5,200万円(前期比8.1%増)、セグメント利益は22億2,100万円(22.3%増)と過去最高を更新した。
■2027年3月期の見通し、利益面では下押し要因が継続
2027年3月期については、北米需要の拡大を背景に売上高は585億円(前期比5.2%増)を見込む一方、原材料価格の高騰継続と米国の関税影響が利益を圧迫する見通し。営業利益は56億3,000万円(21.6%減)、経常利益は57億6,000万円(28.1%減)、純利益は39億6,000万円(29.2%減)と、売上は伸びつつも利益は大幅な減少を予想している。為替レートは1米ドル=150円、1ユーロ=170円を前提としている。
国内産業機械では新設した産機営業部を中心に販売・サービス体制の強化を進め、新規事業の創出にも取り組む方針。引き続き北米を最重要マーケットと位置づけ、大手広域レンタル会社との取引拡大を推進することで、持続的な企業価値の向上を目指す。
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