アイチコーポレーション、把持式穴掘建柱車「DG70A1RS」を発売

・建柱工事の省人化・スキルフリー化を実現

アイチコーポレーションは5月8日、把持式穴掘建柱車「DG70A1RS」を発売した。高度な熟練技術を要する建柱工事の安全性向上と生産性改善を目的とした新機種で、消費税抜標準価格は5,300万円。

■吊り方式から把持方式へ――リスク低減が最大の訴求点

従来の建柱作業では電柱をクレーンで吊り上げる方式が主流だったが、荷振れによる作業者のはさまれ事故や近隣施設・車体への接触リスクが課題となっていた。同製品は電柱を把持(グリップ)した状態で建込作業を行う方式を採用することで、こうしたリスクを根本から排除する。

また、分割柱の建柱作業ではブーム高さを抑えられるため、高圧線への接触に伴う感電事故リスクの低減にも寄与する。

■3つのアシスト機能で熟練不要の操作性を実現

生産性向上の核となるのが、以下の操作支援機能。建柱アシスト機能では、把持した電柱の「垂直水平移動制御」と「対地垂直自動補正」を自動で行う。これにより、これまで熟練作業者に依存していた建込作業のスキルフリー化を実現する。

穴掘アシスト機能では、オーガーを垂直に掘り進める際に必要なブームの「起伏下げ」「縮」の連動操作を自動化し、作業効率を高める。

リモコン式遠隔操作装置の採用により、電柱やオーガーを見やすい最適なポジションから操作できる点も実用面での利点となる。

把持方式により吊り電柱の荷振れがなくなることで振れ止め作業が不要となり、従来と比べて少ない人数での施工が可能となる。人手不足が深刻化する建設・電力インフラ業界において、即戦力となる製品といえる。

■災害復旧現場にも対応、オプションの伐採装置を用意

オプション装備として「伐採装置」も設定。装着することで、台風や地震などの災害時に架空線へ倒れ込んだ樹木を安全に切断・撤去できる。災害復旧現場で多発しやすい「玉掛け時の足場崩落」や「除去時の電線跳ね返り」といったリスクを低減し、緊急対応時の安全確保にも貢献する。

■製品概要
• 製品名:把持式穴掘建柱車「DG70A1RS」
• 発売日:2026年5月8日
• 消費税抜標準価格:53,000千円(5,300万円)

ニュースリリース