欧州建設機械委員会(CECE)、建設ロボティクスに関する初の産業対話に参加

・自動化・デジタル化の活用で住宅需要対応へ

欧州建設機械委員会(CECE:Committee for European Construction Equipment):2026年5月4日

4月29日、欧州建設機械委員会(CECE:Committee for European Construction Equipment)のリカルド・ヴィアッジ(Riccardo Viaggi)事務総長は、欧州委員会の域内市場・産業・起業・中小企業総局(DG GROW:Directorate-General for Internal Market, Industry, Entrepreneurship and SMEs)が主催した「建設分野におけるロボティクスに関する第1回産業対話」に出席した。

同会合には、建設業界およびロボット技術分野のバリューチェーン全体から主要関係者が集結。欧州で拡大する住宅需要への対応という喫緊の課題に対し、ロボット化、産業オートメーション、デジタル技術をいかに活用して効率向上を図るかが議論された。

ヴィアッジ事務総長は基調講演に登壇し、建設分野における自動化の現状やユースケース、さらには自律化に向けた進展について説明。欧州のOEM(Original Equipment Manufacturer)がこれら分野に積極的に投資している実態を示した。講演ではまずCECEの役割と活動を紹介した上で、建設ロボティクスの変革的な可能性について議論の土台を提示。その後、「生産性」「安全性」「持続可能性」の3つの観点から説明を展開した。

また、従来型の作業現場から人材が離れつつある中で、単に従来のオペレーターに依存するのではなく、新たな技術の導入とスキル開発が不可欠であると指摘。ロボティクスの活用機会と具体的なユースケースを示す一方で、普及促進に向けた課題や支援策の必要性についても言及した。

会合の最後には、建設分野におけるロボティクス導入を加速させるための実務的な方策について、パネルディスカッションが行われた。

なお、翌30日には同氏はハイレベル建設フォーラム(High Level Construction Forum)にも出席し、建設ロボティクスに関する追加講演を実施。EUレベルでの議論深化に引き続き貢献した。

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