・LNG基地核に水素・e-メタン導入視野
北海道瓦斯は4月30日、苫小牧東港で検討を進めているカーボンニュートラル拠点整備について、当初の計画期間(2024年度~2025年度)終了後も検討を継続する方針を決定したと発表した。専任体制で進めてきた設備内容や工期などの精査を引き続き実施し、事業具体化に向けた検討を深める。
同計画は、GX(グリーントランスフォーメーション)の推進拠点として、苫小牧地区に新たなLNG基地を整備する構想。エネルギーインフラが集積する同地区の特性を生かし、将来的な水素やe-メタンの導入を見据えた次世代型拠点とする考え。
北ガスグループは、再生可能エネルギーの導入拡大や水素・e-メタンといった次世代エネルギーの活用に加え、需要家との協働による省エネ推進、デジタル技術を活用したエネルギーシステムの高度化を進めている。こうした取り組みと並行し、環境性と供給安定性に優れる天然ガス(LNG)の普及拡大を進めることで、北海道における低・脱炭素社会の実現を目指す。
苫小牧の新拠点では、今後のLNG需要の増加に対応する供給基盤としての役割に加え、カーボンニュートラル時代を見据えたエネルギー転換のハブ機能を担う。詳細なスケジュールや投資規模などについては、検討の進捗に応じて公表するとしている。
なお、e-メタンはグリーン水素などの非化石エネルギー由来で製造される合成メタンで、燃焼時にCO2を排出するものの、原料に回収CO2を用いることで大気中のCO2増加を抑制できるとされる。
■プロジェクト概要
検討場所:苫小牧市字弁天(苫小牧港管理組合所有地)
検討設備:LNG基地(外航船受入設備、LNGタンク、LNG気化器、内航船・ローリー出荷設備等)、水素・e-メタン活用設備ほか
事業内容:カーボンニュートラル拠点(GX推進拠点)の整備検討継続
スケジュール:未定(検討進捗に応じ公表)