オークマ(愛知県丹羽郡大口町)は4月28日、江南工場(愛知県江南市の新拠点2施設を竣工・稼働を発表した。同工場においては「Dream Site Engineered Solutions(DSES)」が2026年1月から稼働を開始、整備中の「Global Innovation Center(GIC)」も2026年5月の稼働を予定している。
DSESは延床面積1万7,000㎡を誇る大型施設で、高度なテスト加工や自動化ソリューションの開発拠点として機能する。Green-Smart Machineや自動化ラインの機能確認を顧客に提供するデモンストレーション拠点としての役割も担う。情報管理・機密保持への要求が高まる顧客ニーズに対応し、ゾーニングやパーテーションによって秘匿性を確保できる施設設計が特徴だ。また、機能確認業務を同施設に集約することで、本社および可児の組立工場の組立スペース拡大と生産効率の向上も図る。宇宙・航空、防衛、発電・エネルギー産業を中心に需要が高まる5軸制御マシニングセンタや複合加工機の生産能力増強にも寄与する。
延床面積4,700㎡のGICは、多様化するものづくりの課題を顧客と共に議論・具体化する「共創の場」として位置づけられる。現場データと知見を活用した遠隔サポート機能も備え、納入後の機械の安定稼働をリモートで支援する体制を構築する。
同社は「製造業が直面する労働人口の減少・技能伝承・環境負荷低減・情報活用の加速といった社会課題に応えるため、『あるべきもので、ないものは創る』という思想のもと、工程集約と自動化の進化を推進する」と説明している。
ものづくりサービス拠点のグローバル展開も加速しており、2026年3月にはオークマヨーロッパの「OEG Solution Center」を開設。今後はオークマアメリカに「Okuma Global Repair Site」を開設する予定で、国内7拠点を含むグローバル体制の強化を進めている。