川崎重工、建設機械向け電気リモコンユニット「ERUJ」量産開始

・耐久性・保守性向上で稼働時間拡大に寄与

川崎重工業は4月17日、建設機械の操作制御に用いるジョイスティック型電気リモートコントロールユニット「ERUJ(イーアールユージェイ)」の量産を開始したと発表した。耐久性とメンテナンス性を大幅に向上させることで、建設機械の非稼働時間の削減と稼働率向上に貢献する。

同社は1980年代後半に同種の電気リモートコントロールユニットを開発して以来、累計約70万台を国内外の建設機械メーカーへ供給してきた実績を持つ。今回の新製品は、これまで培ってきた電気制御技術をベースに、顧客ニーズの分析を踏まえて開発した。

新製品は、従来機種「ERU2」シリーズの特長であるコンパクト設計を維持しつつ、主に耐久性と保守性を強化した点が特徴。オペレーターの操作を電気信号に変換する内部機構を新設計とし、長期使用による機械部品の摩耗が出力に与える影響を低減することで、安定した操作性能を長期間維持できるようにした。

また、防水・防塵性能はIP67相当を確保し、粉塵や水分が多い建設現場など過酷な環境下でも安定稼働が可能としている。

メンテナンス面では、分解・組立が容易な構造としたことで、従来は困難だった部品単位での交換修理に対応。これにより、故障時のダウンタイム短縮と修理コスト低減を実現し、建設機械の稼働時間拡大に寄与する。

同社は今後も、電気制御分野での技術蓄積を活かし、建設機械の付加価値向上と品質改善を進めるとともに、建設・インフラ分野における安全性および生産性向上への貢献を図る方針。

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