芝浦機械、25年4〜9月売上は22.1%減の676億円、26年度予想1,400億円(16.8%減)は据え置き

芝浦機械が11月11日に発表した2026年3月期第2四半期(中間期、2025年4〜9月)連結業績によると、売上高は676億4千万円(前年同期比22.1%減、海外比率74.5%)となった。中国におけるリチウムイオン電池向けセパレータフィルム製造装置の販売減少が響いた。営業利益は20億3千7百万円(同75.8%減)、経常利益は24億3千9百万円(同69.5%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は17億5千9百万円(同79.5%減)と大幅減益となった。

受注高は射出成形機、ダイカストマシン、工作機械が増加したものの、押出成形機の減少により492億2千4百万円(同0.3%増、海外比率58.4%)にとどまった。

4〜9月期の世界経済は、米国トランプ政権による関税政策の影響、中国の内需減速、ウクライナ・中東情勢の不透明感などにより、先行き不透明な状況が続いた。国内経済も、設備投資の様子見や物価上昇の影響を受け、足踏み状態が見られた。

同社グループは中期経営計画「中計2026」(2025年3月期〜2027年3月期)に基づき、事業ポートフォリオの再構築、システムエンジニアリング装置の直販強化、人材戦略の見直し、ESG経営の推進などを進めており、脱炭素・EV・再生可能エネルギー・DX関連製品の開発・提供に注力している。

■セグメント別の概況

<成形機事業>[射出成形機、ダイカストマシン、押出成形機など]
射出成形機は北米・東南アジアで販売が増加し、受注も北米・東南アジア・欧州で増加。ダイカストマシンは韓国・北米・東南アジアで販売が増加し、受注は韓国・北米・インドで増加。押出成形機は中国でのリチウムイオン電池向け装置の販売が減少し、国内光学向けの受注も減少した。

この結果、成形機事業の受注高は314億7千5百万円(同8.0%減、海外比率67.4%)、売上高は512億4千6百万円(同29.4%減、海外比率85.3%)、営業利益は14億5百万円(同84.1%減)となった。

<工作機械事業>[工作機械(大型機、門形機、横中ぐり盤、立旋盤など)、超精密加工機など]
工作機械は中国で販売が減少したが、国内・インド・北米で増加。受注は中国・北米のエネルギー向けが増加。超精密加工機は国内・中国で販売が増加し、受注は中国の車載レンズ向けが増加。

この結果、工作機械事業の受注高は133億5千5百万円(同25.9%増、海外比率55.0%)、売上高は119億1千8百万円(同26.6%増、海外比率54.4%)、営業利益は8億6千9百万円(同46.1倍)となった。

<制御機械事業>[産業用ロボット、電子制御装置など]
国内における電子制御装置の販売・受注が減少。

この結果、制御機械事業の受注高は33億7千3百万円(同7.8%減、海外比率5.1%)、売上高は33億5千6百万円(同20.0%減、海外比率6.5%)、営業損失は1億9千3百万円(前年同期は営業利益4千2百万円)となった。

<その他の事業>
その他事業の受注高は10億1千9百万円(同68.2%増、海外比率0.7%)、売上高は11億1千8百万円(同64.7%増、海外比率0.8%)、営業損失は4千3百万円(前年同期は営業損失4億5千4百万円)となった。

■連結業績予想などの将来予測情報に関する説明

2026年3月期通期の連結業績予想は、売上高1,400億円(前期比16.8%減)、営業利益50億円(同64.5%減)、経常利益50億円(同64.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益33億円(同73.8%減)を据え置いている。

業績予想の前提となる為替レートは、1USドル=140円としている。

芝浦機械の2026年3月期第2四半期決算短信