加藤製作所、世界初の「ハイブリッドラフター」にCO2排出抑制機能を追加装備

・環境対応型建設機械の国内普及を推進

 ㈱加藤製作所は5月1日、現在推進している「ハイブリッドラフター」の開発計画を一部変更し、一層のCO2排出抑制を目的にユニットの追加装備と量産化に向けた準備を進めていくと発表した。

 今回の開発計画の変更は、ハイブリッドラフターのコンセプトとして掲げる「環境にやさしいラフテレーンクレーン」を追及するものであり、クレーン作業時に当該ユニットを使用することにより電力稼働が可能となり、作業時におけるCO2の排出量がさらに抑制される。

 加藤製作所は建設機械メーカーとして、新しい技術を通じ、環境・社会における課題解決に継続的に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献することをサステナビリティ基本方針に掲げており、経済合理性の高いハイブリッドラフターの開発と普及拡大に努め、持続的なCO2 総排出量の低減を目指す。

 なお、当該ユニットおよびそれを同機に接続する装置を全車標準装備とする計画変更に伴い、当初2024年春に予定していた同機の販売開始を延期する。販売開始時期および製品の詳細等については、決定次第公表する予定としている。

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