不二越、2022年11月期第1四半期売上は13.0%増の599億95百万円

 ㈱不二越が4月4日に発表した2022年11月期第1四半期(2021年12月〜2022年2月)連結業績によると、自動車分野で生産調整などがあったものの、建設機械・産業機械・市販分野の需要が回復・拡大したことにより、売上高は、599億95百万円(前年同期比13.0%増)、このうち、国内売上高は298億80百万円(同8.9%増)、海外売上高は301億14百万円(同17.5%増)となった。利益面については、売上・生産の増加による操業度の改善に加え、原材料価格上昇分の販売価格への環流や、生産ラインの自動化・合理化による生産性の向上、調達コストダウンにとり組み、また、為替が円安で推移した結果、営業利益は 36億36百万円(同50.5%増)、経常利益は36億10百万円(同57.3%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は 23億79百万円(同51.5%増)となった。

 第1四半期の不二越グループをとり巻く環境は、経済活動の正常化が進み、日本・欧米などの先進国経済の持ち直しが続くなか、半導体不足による自動車の減産などもあったが、総じて緩やかな回復基調にあった。一方で、新型コロナウイルス感染症の再拡大や中国経済の減速懸念に加え、ウクライナ情勢の悪化に伴う原材料・エネルギー価格の高騰など、先行き不透明な状況が継続した。

 このような状況のもと、不二越グループは、中長期的な脱炭素・EV化をはじめとする産業構造の大変革を見据え、ロボット事業をはじめ、工具、工作機械、ベアリング、油圧機器、そして特殊鋼事業をあわせ持つ総合機械メーカーとしての特長を活かし、ユーザーのものづくりに寄与する新商品の開発や技術提案などにより、受注・売上の拡大にとり組んでいる。また、収益の改善に向けて、需要の変化に対応する世界の工場再編、合理化、内製拡大など、事業全般の構造改革を推進している。

 不二越2022年11月期第1四半期データ

■セグメントの経営成績
 機械工具事業では、回復基調にある工具需要と、国内・中国を中心としたロボット需要の拡大により、売上高は 180億91百万円(前年同期比9.6%増)となり、営業利益は12億94百万円(同3.6倍)となった。

 部品事業では、自動車分野において生産調整の影響があったが、建設機械・産業機械・市販分野で需要が回復し、売上高は381億25百万円(前年同期比12.8%増)となり、営業利益は、操業度が改善する一方で、原材料価格 の高騰などの影響を受け、21億5百万円(同4.1%増)となった。

 その他の事業では、特殊鋼需要の回復と販売価格の引き上げなどにより、売上高は37億78百万円(前年同期比 37.2%増)、営業利益は2億34百万円(同11.6倍)となった。

■今後の見通し
 2022年11月期通期連結業績予想については、2022年1月13日発表の予想数値(下記)から変更はないとしている。

 売上高2,500億円(前期比9.1%増)、営業利益170億円(同15.5%増)、経常利益160億円(同10.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益110億円(同10.1%増)。

 ㈱不二越の2022年11月期の第1四半期連結決算短信

 第1四半期決算短信補足資料