ヴァレオ、福岡県京都郡苅田町にサーマルシステムの新工場を建設

 世界的な自動車部品サプライヤー、ヴァレオグループの日本法人である㈱ヴァレオジャパン(東京都渋谷区)は12月9日、福岡県京都郡苅田町のヘッズハイテクパークに苅田工場を建設すると発表した。新工場では、カーエアコンユニットなどの組み立てと自動車部品の樹脂成型を行います。苅田工場は、2021年7月30日に着工し、2022年7月より操業を開始する予定。

 苅田工場は、ヴァレオジャパンにとって7カ所目、九州では2カ所目の工場となる。ヴァレオは、車両のサーマルマネージメントと車室内の快適さを最適化するサーマルシステム技術の世界的なリーダー。

 ヴァレオの九州での歴史は11年前にさかのぼる。2010年、同じく苅田町に九州工場を開設し、自動車の前回りの機能部品を一体化させたフロントエンドモジュールの組み立てを行っている。2012年には大分県中津市に中津工場を設立し、カーエアコンユニットを生産していたが、2020年に同工場を九州工場に統合した。今回、九州地区での需要の拡大に応えるために、最先端の組立ラインと樹脂成型の設備を備えた苅田工場を設立することにした。苅田工場では、カーエアコンユニット、アクティブグリルシャッターと自動車用樹脂成型部品を生産する。

 ヴァレオは、九州で自動車メーカー各社の拠点近隣に新工場を設けることで、信頼性の高い供給と効率の向上を図る。

<新工場の概要>
名称:苅田工場
住所:福岡県京都郡苅田町大字与原2101-1
敷地面積:8,527 m2
操業開始:2022年7月(予定)
生産品目:カーエアコンユニット、アクティブグリルシャッター、樹脂成型部品
従業員:約75名(予定)

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