IHI、豪州独立系発電事業者向け大型ガスタービン発電設備が完成

■コンバインドサイクル1式を含む、航空機エンジン転用型ガスタービン3基

 ㈱IHIは12月12日、オーストラリア現地法人であるIHI Engineering Australia Pty.Ltd.(本社:ニューサウスウェールズ州)と共同で、カナダTransAlta社の100%子会社であるTransAlta Energy Australia(本社:西オーストラリア州、以下TEA社)から2014年に受注した、「LM6000」ガスタービン3基および周辺機器によって構成される発電所を完成させたと発表した。この発電所、South Hedland Power Station(以下「SHPS」)の開所式典が、現地時間11月27日に開催された。

 SHPSは西オーストラリア州北部のPort Hedland地区に位置し、SHPSで発電された電力は、TEA社と長期電力購入契約を締結したHorizon Power(本社:オーストラリア 西オーストリア州)およびThe Pilbara Infrastructure Pty Ltd.(本社:オーストラリア 西オーストラリア州、Fortescue Metals Group社の100%子会社)を通じて、西オーストラリア州一帯に供給される。

 地球環境問題への関心が世界的な高まりを見せる中、石油や石炭に比べてCO2排出量が大幅に少ない天然ガスを燃料とする、ガスタービンを用いた発電設備に注目が集まっている。今回受注した発電設備の中心機器である「LM6000」は、IHIの発電用ガスタービンラインナップの中でも最大の出力と高効率を誇る航空転用型ガスタービン。今回の完成により、IHIの国内外における「LM6000」の累計納入実績は82基となり、海外での納入は61基、そのうち、16基がオーストラリア地域での納入となる。

 IHIは、今後もオーストラリア、東南アジアなどをガスタービン発電設備の注力市場として、積極的に営業活動を展開していく方針。

■LM6000:B747などの大型旅客機に搭載されているGE社のジェットエンジン「CF6-80C2」を発電用に転用したもので、現在実用化されている40MW級ガスタービンの中で、世界最高レベルの性能を発揮する高効率ガスタービン。

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