ソディック、リニアモータ駆動ナノマシニングセンタ「AZ275nS」を開発

・モータ出力約1.9倍に向上、微細・高速・高精度加工の生産性向上を目指す

ソディックは9月1日、リニアモータ駆動ナノマシニングセンタ「AZ275nS(ナノエス)」を開発した。2027年1月より国内受注を開始し、安全規格取得後に海外受注も順次開始する予定だと発表した。本機は微細・高速・高精度を同時に実現し、精密部品加工の精度向上とリードタイム短縮に貢献する。

前機種「AZ275nano」から各軸モータの定格出力を約1.9倍に向上させ、高加速度運動を可能にした。これにより医療、半導体製造装置、光学、航空宇宙、データセンター関連など、微細・高精度が求められる分野での高速加工を実現し、生産リードタイム短縮に寄与する。

スピンドルは従来のモータ駆動回転数可変式に加え、焼嵌め方式による高い工具保持剛性とエアタービン駆動による優れた冷却性能を備えたエアスピンドルを新たにラインアップ。用途に応じた選択を可能にした。また、CMOSカメラ式工具測定器をオプションで用意し、正確な工具長測定によるさらなる高精度加工を支援する。
機械本体はガンメタルグレイの塗装色を採用し高級感を演出。操作盤には19インチLCDカラー液晶ディスプレイを搭載し、視認性を向上させた。

構造面では、主要部をBOX構造の鋳物で構成して全方向からの高剛性を確保。各軸可動部の主要構造にセラミック部品を採用し、高剛性と軽量化を両立させている。X・Y軸にはメイン軸と同質量で反対方向に移動するカウンター軸を搭載したアクティブ除振機構を備え、高速運動時の振動を相殺。高速でありながら高品位な面質加工を実現する。

標準仕様のスピンドル回転数は20,000~120,000rpmで、工具半径1mm~0.005mmの小径工具に対応。微細形状加工を可能にする。主な仕様は、各軸ストローク300×250×100mm、加工範囲275×150×100mm、工具収納本数30本、最大積載質量5kg、機械総質量6,100kgなど。最小移動単位は0.000001mm。

販売予定価格はオープン。生産目標は12台/年。本機は2026年10月26日~31日に東京ビッグサイトで開催されるJIMTOF2026(第33回日本国際工作機械見本市)に出展する。

ニュースリリース