・能美防災グループの現地連携で約48億円規模、気象観測体制強化に寄与
能美防災の連結子会社である明星電気は8月28日、インド気象局(India Meteorological Department:IMD)向けのラジオゾンデ関連機器供給案件を受注したと発表した。IMDからの発注総額は約48億円。明星電気を元請とし、能美防災のインド現地法人である能美防災(India)Pvt. Ltd.(能美インド社)および長年の現地パートナーであるSSTC MET SOLUTIONS(SSTC)と連携する体制で、機器供給から現地物流・保守までを一貫して担う。
本案件は、明星電気が能美防災グループ入りしたことを契機とした海外事業での協業が、具体的な成果として結実した事例。能美防災と明星電気はIMDの大型入札案件において協業の可能性を協議。そこに明星電気の従来からのインド現地パートナーであるSSTCが加わり、明星電気の気象観測技術、SSTCの現地営業・顧客対応力、能美防災グループのインド事業基盤を組み合わせて入札に臨んだ結果、2026年8月18日に受注に至った。
営業活動と技術提案は明星電気とSSTCが中心となり、能美防災および能美インド社が現地調達、物流、通関などを含む履行体制の構築を支援した。各社の役割は明確に分担されている。明星電気は元請としてIMDとの契約、機器供給、技術対応、プロジェクト全体の管理を担当。能美インド社は現地調達・通関・物流対応を担い、SSTCとともに機器の納入および納入後のメンテナンスを実施する。能美防災はグループ全体の連携を支え、海外事業におけるシナジー創出を推進する。
ラジオゾンデは気球に取り付けて上空に飛揚し、気温、湿度、気圧、風向・風速などを観測する機器である。取得データは天気予報や豪雨などの気象現象予測、航空機の安全運航、気候変動監視など幅広い分野で活用されている。明星電気は品質向上と製品改良に継続的に取り組み、世界でも屈指の競争力を有する。本案件を通じて、インドにおける気象観測体制の強化と気象災害への対応力向上に貢献する方針。
納入内容はラジオゾンデ48,000個/年×5年分と受信機60基。2027年2月頃から順次納入が始まる予定である。能美防災は本案件を海外事業におけるグループシナジー具体化の重要な取り組みと位置づけ、明星電気の気象・防災・宇宙・防衛分野の技術・製品と、グループが持つ国内外の事業基盤・顧客ネットワーク・現地対応力を組み合わせ、国内およびインドをはじめとする海外市場で新たな事業機会の創出を目指す。
■概要リスト
・案件名称:インド気象局向けラジオゾンデ関連機器供給案件
・発注者:インド気象局(India Meteorological Department:IMD)
・元請・受注者:明星電気株式会社(能美防災株式会社100%子会社)
・IMDからの発注総額:約48億円 ・現地法人:能美インド社
・現地パートナー:SSTC MET SOLUTIONS
・主な業務内容:機器供給、技術対応、現地調達、通関・輸送、予備品保管、メンテナンス対応等
・納入台数:ラジオゾンデ48,000個/年×5年、受信機60基
・納入予定時期:2027年2月頃から順次
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