・AI・データ活用で「次の標準」を提案、ICT施工 Stage IIの実践事例や最新技術を紹介
EARTHBRAIN(東京都港区)は8月28日、9月28日に東京都港区虎ノ門のTOKYO NODE HALLで、「EARTHBRAIN Technology Conference」を初開催すると発表した。建設業界におけるデータ活用とテクノロジーの進化をテーマに、同社の「Smart Construction®」の進化やICT施工 Stage IIの実践事例、最新AI技術などを紹介し、デジタル技術が建設現場や建設会社の経営をどう変革するかを示す。
建設業界では、社会インフラの老朽化や災害の激甚化・頻発化、人手不足などを背景に、生産性向上や省人化、安全性向上への対応が急務となっている。一方、ICT施工の普及に加え、AIをはじめとするデジタル技術の進展により、施工プロセスそのものを変革する動きが加速している。
同社は、単に新たなテクノロジーを導入するだけでなく、建設現場から取得したデータを活用し、施工や業務を継続的に改善することが重要と指摘する。今回のカンファレンスでは、こうしたデータドリブンな現場改善を支えるSmart Construction®の進化を軸に、建設業界における「次の標準」を提示する。
プログラムでは、「コマツが描く建設業の未来」と題し、建設機械が「動く機械」から「考える機械」へと進化する中で、人と機械の共創、現場全体のデジタル連携によって建設現場がどのように変わるかを解説する。
続く「Smart Construction®の進化―ICT施工 Stage IIの実践へ」では、Smart Construction®の11年間の取り組みを振り返るとともに、ICT施工 Stage IIが求められる背景を説明。現場データを活用して施工における「ムリ・ムダ」を削減し、生産性や利益を高めるPDCAの仕組みを、実際にICT施工 Stage IIを日常的に運用しているユーザーの事例を交えて紹介する。さらに、こうした取り組みを自社内で継続・標準化するためのポイントについても取り上げる。
「EARTHBRAINの最新技術」では、高度なデータ処理・解析・生成技術を活用した建設生産プロセスの高度化について説明する。Smart Construction®をより幅広いユーザーが利用できる環境に進化させるため、開発中の技術を含むプロダクトロードマップも公開する。
さらに「最新AIが導く、新たな現場体験―デモンストレーション―」では、AIを活用した施工管理の新たな姿を実演する。専門的な知識や複雑な操作を必要とせず、利用者が必要な情報を伝えることでAIが日常業務を支援し、Smart Construction®の実践につなげるという新たな現場体験を紹介する。
同社はSmart Construction®について、建設生産プロセス全体をデジタル技術で接続し、測量から施工、検査まで現場の情報をデジタル化・可視化するソリューションと位置付ける。ICT建機や各種デバイスから収集したデータをクラウド上で一元管理し、現場をデジタル空間上に再現する「デジタルツイン施工」を推進。施工計画、施工、施工管理までをデータで連携させ、安全性・生産性の向上と施工の最適化を支援している。
今回のカンファレンスは、建設業界が抱える労働力不足や長時間労働、安全性、環境負荷などの課題に対し、データとAIを含む最新テクノロジーをどのように実装していくかを具体的に示す場となる。
会場はTOKYO NODE HALL(東京都港区虎ノ門2-6-2、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー46階)。東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」直結で、オンライン参加にも対応する。参加申し込みは専用サイトで受け付ける。
EARTHBRAINは2021年、コマツ、NTTドコモビジネス、ソニーセミコンダクタソリューションズ、野村総合研究所の4社によって設立。建設業界のDXを推進するテクノロジー企業として、Smart Construction®を通じて建設生産プロセス全体のデジタル化・最適化に取り組んでいる。