・2028年10月の供給開始へ
GSユアサ(京都市南区)は8月31日、経済産業省から認定を受けた「蓄電池に係る供給確保計画」の実行に向け、茨城県東茨城郡茨城町に定置用蓄電システムの製造工場を開設すると発表した。2028年10月の供給開始を予定しており、建屋面積は4万4,394㎡、生産能力は年間2GWhを計画する。
新工場は、茨城町中央工業団地内に整備する。GSユアサは今後、2028年10月の供給開始に向けて工場整備を進める。
定置用蓄電システムは、再生可能エネルギーの主力電源化に伴い、電力系統の安定化に必要となる調整力として世界的に需要が拡大している。加えて、再生可能エネルギーの自家消費や電力需要のピークカット、激甚化する自然災害に備えたレジリエンス強化など、幅広い用途で導入が進んでいる。
GSユアサは、長年にわたり蓄積してきた蓄電池技術を活用し、リチウムイオン電池セルから制御システムまでを国内で一貫して生産する体制を構築している。新工場においても、安全性や長期運用への対応に加え、独自の劣化予測技術などを活用した定置用蓄電システムの供給体制を強化する。
同社は、長期的な運用に耐える安全性と持続可能性を両立した蓄電システムを国内で供給することで、再生可能エネルギーを主力電源とする次世代の電力ネットワーク構築に貢献する方針である。
今回の工場開設は、経済安全保障推進法に基づく蓄電池の安定供給確保に向けた取り組みの一環。GSユアサは2026年2月に経済産業省から「蓄電池に係る供給確保計画」の認定を受けており、国内生産基盤の強化を通じて、蓄電池の安定供給と再生可能エネルギーの普及を支える。
■新工場の概要
所在地:茨城県東茨城郡茨城町中央工業団地9番10号(うち一部)
建屋面積:4万4,394㎡
生産能力:年間2GWh
供給開始:2028年10月
生産品目:定置用蓄電システム