・人手不足と建設コスト高騰が影響
竹内製作所は8月28日、取締役会で新工場建設に関する計画変更を決議したと発表した。2025年3月27日に公表した工場用地取得および新工場建設計画について、稼働開始時期を延期し、総投資額を増額する。
変更の主な理由は、日本国内建設業界における慢性的な人手不足の影響で工事スケジュールが後ろ倒しになったこと。加えて、建設コスト全般の高騰と一部仕様変更により、総投資額が増加した。新工場の規模や生産能力自体に変更はない。
■変更内容は以下の通り。
・用地取得:2026年1月予定 → 2026年4月(取得済み)
・土地造成・工場建設工事着工:2026年2月予定 → 2026年10月予定
・工場建設工事完了:2027年7月予定 → 2029年1月予定
・生産設備工事完了:2027年12月予定 → 2029年4月予定
・稼働開始:2028年1月予定 → 2029年5月予定
・総投資額(税抜):約180億円 → 約246億円(工場用地・建物・生産設備等の総額)
同社は「新工場の稼働開始が2029年5月となることから、2027年2月期の連結業績への影響は軽微」としている。2028年2月期以降の業績影響については、今後の業績予想に織り込んで開示する方針。
建設機械メーカー各社が国内生産能力強化を進める中、竹内製作所も新工場で需要増に対応する計画だったが、業界全体の人手不足とコスト上昇が計画を大きく修正させる結果となった。稼働開始の約1年4カ月延期は、同社の中期的な生産体制整備に一定の影響を与える可能性がある。