HD建機(HD Construction Equipment):2026年8月10日
HD建機は8月10日、仁川キャンパスが米国の安全科学分野の認証機関であるULソリューションズ(UL Solutions)から、「ゼロ・ウェイスト・トゥ・ランドフィル(ZWTL)」認証の最高位となるプラチナ評価を2年連続で取得したと発表した。
ZWTLは、事業所で発生する廃棄物について、リサイクルやエネルギー回収などの資源循環に向けた管理状況を評価する国際認証制度。廃棄物の再資源化率に応じて、プラチナ(100%)、ゴールド(95~99%)、シルバー(90~94%)の3段階で評価する。
HD建機の仁川キャンパスは2021年から4年連続でゴールド評価を取得していたが、2025年には再資源化率99.54%を達成し、初めてプラチナ評価を取得した。建設機械業界では初のプラチナ認証施設となった。今回も最高位を維持したことで、資源循環に向けた継続的な取り組みを示した。
同社は、廃棄物の種類や特性に応じた回収・再資源化手法を導入している。鋳造工程で溶融金属を成形するために使用する鋳物砂や工程ダストは、それぞれ個別に処理して原料として再利用する。廃合成樹脂や廃木材は破砕して固形燃料(SRF)に加工し、金属加工で使用した切削液についても、不純物を除去した上で再利用している。
また、原材料や部品の納入時に発生する包装廃棄物の削減にも取り組む。従来の木製パレットや段ボール箱から、スチール製パレットや繰り返し使用できるダンプラ(プラスチック製)箱への切り替えを進めている。使用済み包装材を回収し、再利用する資源循環システムも構築した。
さらに、同社は工場内の廃棄物管理にとどまらず、製品の開発から運用、保守、廃棄まで、ライフサイクル全体での資源循環を推進している。
製品の廃棄段階における環境負荷低減に向けて、建設機械の油圧システムやエンジンに適用可能な生分解性潤滑油を開発。加えて、再生材を20~30%使用した部品も開発しており、製品の内部・外部部品への適用に向けて性能検証を進めている。
HD建機の関係者は、「ZWTLプラチナ評価を2年連続で取得したことは、経営陣と従業員が資源循環の仕組みを構築し、廃棄物削減に取り組んできた成果である。今後も工場運営から製品の使用、廃棄に至るまで、事業活動のあらゆる段階で資源循環の取り組みを継続する」とコメントしている。
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