CKDが5月15日に発表した2026年3月期(2025年度)連結業績によると、売上高は1,578億8,600万円(前期比1.4%増)、営業利益196億4,000万円(3.3%増)、経常利益198億6,700万円(3.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は135億7,800万円(0.4%増)となった。
2025年度の世界経済は、地政学リスクの拡大や各国政策動向の影響などで依然として不透明な状況が続いた。国内では半導体関連市場で生成AI需要が期後半から設備投資を牽引。二次電池市場はEV需要鈍化でBEV投資が慎重だった一方、HEV向けに一部回復が見られた。医薬品市場は供給不足対応の投資が続いたものの、大型投資は一巡した。中国をはじめ海外では半導体国産化や二次電池投資が堅調に推移し、生成AI関連需要も支えた。
この環境下で同社グループは、機器部門の半導体向け伸長により微増収益を確保した。
■セグメント別の状況
<自動機械部門>
医薬品市場で供給不足対応投資が続いた一方、ジェネリック向け大型投資の一巡により薬品包装機売上が減少。日系自動車メーカーのBEV投資慎重化でリチウムイオン電池製造システムも減収となった。ただし、生産性向上や包装サービスの堅調で利益率は改善。
結果、売上高193億7,300万円(前期比23.5%減)、セグメント利益48億7,900万円(11.1%減)。
<機器部門>
国内では生成AI需要拡大で半導体製造装置向けが大幅増。自動車関連は投資控えで減少、二次電池はHEV・インフラ向けが増加したもののBEV延期で全体減。
海外では中国の半導体・二次電池投資が堅調。その他地域でも半導体投資が旺盛だった。
結果、売上高1,385億1,300万円(6.3%増)、セグメント利益198億2,200万円(8.8%増)。
■今後の見通し
世界経済は中東情勢や金利・為替変動などで先行き不透明。一方、同社事業環境は大規模データセンター投資継続やAI搭載端末普及による半導体需要拡大、人手不足対応の自動化需要が底堅く推移すると見込む。
これらを踏まえ、2027年3月期(26年度)連結業績予想は以下の通り。
売上高1,800億円(前期比14.0%増)、営業利益245億円(24.7%増)、経常利益245億円(23.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益163億円(20.0%増)。
なお、為替レートは1米ドル151円を前提としている。中東情勢の直接影響は現時点で限定的と認識している。
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