安川電機、可搬35kg・最大リーチ2030mmの人協働ロボット「MOTOMAN-HC35」を発売

・重搬送や高トルク作業に対応

安川電機は5月11日、人協働ロボットの新製品「MOTOMAN-HC35」を発売した。従来機「MOTOMAN-HC20DTP」の後継機種として投入し、可搬質量を35kg、最大リーチを2030mmへ拡大。重量物搬送や高所パレタイジング、高トルクねじ締めなどへの適用範囲を広げる。新型トルクセンサー採用による安全性向上や、設置性・操作性の改善も図った。

近年は生産年齢人口の減少を背景に製造現場での労働力不足が深刻化しており、人協働ロボットの導入領域が拡大している。特に重量物を扱う工程では、より高可搬・長リーチのロボット需要が高まっている。

今回発売した「MOTOMAN-HC35」は、従来機「HC20DTP」の可搬20kg・リーチ1900mmから性能を向上。可搬質量35kg、最大リーチ2030mmを実現したほか、手首部モーメントも強化し、重量ワーク搬送や複数取り、高積みパレタイジングなどに対応する。

ねじ締め用途では、あらゆる姿勢や作業エリアで200Nm以上の高トルク作業が可能。大型部品の組立工程などへの適用も見込む。

安全面では、新開発のトルクセンサーを採用。衝突時の反応速度を高めることで、人協働環境において高速動作と安全性を両立した。ハンドガイド操作時のスムーズで直感的な操作性も特徴としている。

また、アーム構造のスリム化と本体軽量化により、省スペース設置性も向上。フットプリントは従来機のφ380mmからφ270mmへ小型化し、狭小スペースへの設置を可能にした。細身のアームデザインにより周辺設備との干渉も低減する。

さらに、Cat6A対応イーサネットケーブルを含むアプリケーション用ケーブルを本体内部に標準装備。手首部まで配線を内蔵することで、外部ケーブル干渉を抑え、エンドエフェクタ接続の容易化を図った。

主な用途はパレタイジングやねじ締め作業など。販売価格はオープン価格としている。

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