井関農機、DBJ環境格付で最高ランクを20回連続取得

・2050年カーボンニュートラルに向けた環境経営や持続可能な農業への取り組みを評価

井関農機は5月11日、日本政策投資銀行(DBJ)が実施する「DBJ環境格付」において、「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」と認められる最高ランクの格付を20回連続で取得したと発表した。今回の格付に基づく融資は2026年3月末に実施された。

「DBJ環境格付」は、日本政策投資銀行が独自のスクリーニングシステムを用いて企業の環境経営度を評価し、優れた企業を選定する融資制度。環境対応を評価軸とした世界初の融資メニューとして知られている。

今回の評価では、ESG委員会を中心とした全社横断型の環境経営体制の構築や、2050年カーボンニュートラル実現に向けた取り組みが高く評価された。特に、スコープ1・2排出量削減に向けた長期ロードマップの見直しや、インターナルカーボンプライシングの活用、MFCA(マテリアルフローコスト会計)活動による生産現場の改善などを通じ、生産活動における環境負荷低減を継続的に推進している点が評価対象となった。

また、同社が推進する「プロジェクトZ」において、「先端」や「環境」を重点分野に位置付け、環境配慮型製品による省エネ効果やコスト削減効果について、イベントや自社メディアを通じて顧客への啓発活動を展開している点も評価された。加えて、大規模企画室を中心に、先端農機の環境性能に関する社内教育を実施するなど、環境価値創出に向けた社内外の意識醸成にも注力している。

さらに、長期ビジョンとして掲げる「食と農と大地」のソリューションカンパニー実現に向け、農研機構主導のコンソーシアムへの参画や、ベンチャー企業向け出資枠の活用などを通じたオープンイノベーションを推進。Jクレジット制度における「水稲の中干し期間延長」を活用し、顧客の環境負荷低減と経済価値向上の両立を支援するなど、持続可能な農業への貢献も評価された。

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