サン・ハイドロリクス、高圧対応カートリッジ式流量計「QMEH」を発表

・電動・電動油圧用途で高精度測定を実現、最大350bar対応で建機・航空支援分野などを想定

ヘリオス・テクノロジーズ(Helios Technologies):2026年4月28日

ヘリオス・テクノロジーズの傘下で油圧機器を手掛けるサン・ハイドロリクス(Sun Hydraulics)は、高圧環境下での高精度測定に対応したカートリッジ式流量計「QMEH」を発表した。高度化する油圧および電動油圧アプリケーション向けの需要取り込みを狙う。

同製品は、重要システムにおいて信頼性の高い流量測定を実現するカートリッジ型流量計で、工場出荷時に校正済みかつリニアライズ処理が施されている点が特徴。現場での追加設定を不要とし、導入後すぐに使用可能な“フィールドレディ”設計となっている。堅牢な構造と安定した信号品質により、高圧環境で稼働する油圧パワーユニットや航空機地上支援用試験装置、テレハンドラ、油圧ショベルなどでの活用を想定する。

ヘリオス・テクノロジーズのモーションコントロール技術(Motion Control Technology=MCT)部門プレジデントのリック・マーティッチ(Rick Martich)氏は、「QMEHは高精度かつ信頼性の高い性能を備え、先進的な油圧・電動油圧分野で拡大する需要を取り込む製品」と述べている。

QMEHは、特許取得済みの独自位置センサーを搭載し、欧州のCE規格に適合。車両など電気ノイズの多い環境でも電磁干渉の影響を受けず、また他機器への干渉も与えないことが実証されており(EマークEMC)、電動化が進む油圧システムにも適合する。

構造面では、巻き取り型のフレキシブルプリント回路基板を採用し、センサーの小型化を実現。このセンサー技術により流量を精密に測定し、電気信号を比例した流量値に変換する。なお、このモジュール型センサープラットフォームは、同社のモーションコントロール技術製品群の複数アプリケーションへの展開が見込まれている。

仕様面では、複数の流量レンジに対応し、全ポートで最大5,000psi(約350bar)の作動圧力に対応。過酷な条件下でも安定した性能を維持する。また、同社のT-16Aキャビティに適合する設計とし、既存の油圧システムへの組み込みを容易にしている。

■サン・ハイドロリクス(Sun Hydraulics)の概要

1970年設立。スクリューイン式油圧カートリッジバルブおよびマニホールドの設計・製造を手掛ける。流体動力システムにおける力、速度、動作の制御を担う中核部品を提供しており、グローバルに製造・技術力の強化を進めている。

■ヘリオス・テクノロジーズ(Helios Technologies)の概要

高度なモーションコントロールおよび電子制御技術を展開するグローバル企業。農業、建設、データセンター、エネルギー、産業機械、マテリアルハンドリングなど幅広い分野向けに製品を供給し、80カ国以上で事業を展開している。1997年の上場以降、四半期ごとの配当を継続している。

ニュースリリース