中京病院と川崎重工、屋内配送ロボット「FORRO(フォーロ)」の運用開始

・医療従事者負担軽減と24時間院内物流体制を構築

独立行政法人地域医療機能推進機構中京病院(愛知県名古屋市、以下中京病院)と川崎重工業は4月15日、屋内配送ロボット「FORRO(フォーロ)」2台の運用を3月30日から開始したと発表した。JCHO傘下の全国57病院として初の屋内配送ロボット導入事例となる。

中京病院ではこれまで、内服薬や注射薬のほか、エアシューターによる搬送が困難な検体・医療機器などの院内配送を医療従事者が担ってきた。これらの業務を平日日中だけでなく夜間・休日を含む24時間体制でロボットが代行することで、医療従事者の業務負担を大幅に軽減。専門業務や患者一人ひとりへの対応時間に、より多くのリソースを充てられる環境を実現する。

「FORRO」は広範囲センシング機能を備え、人や医療機器が行き交う複雑な院内環境でも安全かつ安定した自律走行を可能とする。また、エレベーターを利用した階移動に対応し、自律的にエレベーターを呼び出し、人との相乗りも実現する。この特長により、時間帯を問わない安定した院内物流体制の構築と、医療従事者の働き方改革に寄与する。

中京病院は2026年1月に新棟を開設しており、「FORRO」は従来の本館と新館を結ぶ渡り廊下を含む配送ルートにも対応。より快適で安心な医療環境を継続的に提供する基盤づくりを支える。

今後も中京病院と川崎重工は、ロボット技術の活用を通じて、地域に根ざした持続可能な医療の実現に貢献していく方針。

「FORRO」は川崎重工が「ヒトは、ヒトにしかできないことを。」をコンセプトに開発したサービスロボット。深刻化する労働力不足に対する解決策の一つとして位置づけ、医療従事者のパートナーでありながら、患者からも親しみを持って受け入れられる外観を採用している。

ニュースリリース