国際協力銀行(JBIC)は2月27日、釜屋化学工業(本社:奈良県大和郡山市、平等敏夫会長)のタイ法人THAI KAMAYA CO., LTD.(以下TKA)との間で、融資金額15百万タイバーツ(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、滋賀銀行との協調融資によるもの。今回の融資は、TKAがタイで行う樹脂成型品の製造・販売事業に必要な資金を現地通貨建てで融資するものであり、設備の増設に充てられるもの。(1バーツは約3.15円)
釜屋化学は化粧品容器等プラスチック容器をはじめとする樹脂成型品の製造・販売を行う、1906年創業の中小企業で、1989年にTKAを設立した。TKAは、化粧品用の容器のみならず、家電部品や自動車部品等、取引先のニーズに合わせ多様なプラスチック製品を製造しており、成型から塗装、デザイン等の印刷加工まで一貫して対応している。釜屋化学は、TKAの設備増設により生産能力を増強することにより、同国での一層の事業拡大を企図している。融資は、こうした釜屋化学の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。
.JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、タイ等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。