・BCP強化と生産効率向上を目的に約140億円投資、2028年12月製造開始予定
扶桑薬品工業(大阪市中央区)は9月30日、同日開催の取締役会で、岡山工場(岡山県浅口郡里庄町)敷地内に建設する「岡山第二工場」について、千代田エクスワンエンジニアリング(CXO、横浜市神奈川区)と設計施工請負契約を締結したと発表した。2025年8月公表の中期経営方針「FUSOビジョン2030 Next Stage」に基づく計画で、BCP(事業継続計画)の強化と生産効率の向上を図る。
同社は医療に不可欠な基礎的医薬品の安定供給を社会的使命と位置づけ、1985年竣工の既存岡山工場を透析剤および輸液・注射剤の西日本供給拠点として運営してきた。今回の第二工場では粉末透析剤ラインを新設し、同剤の供給能力を拡大。さらに内用剤生産拠点である大東工場(大阪府大東市)の機能を同工場へ移転し、国内生産拠点網を再編・集約するとともに、より生産性の高いラインへ増強する。
CXOは千代田化工建設グループのライフサイエンスセクターで豊富な実績を持つエンジニアリング会社で、プロジェクトマネジメントを含め設計から施工まで総合的に担当する。立体自動倉庫を併設した鉄骨造5階建ての新工場により、安定供給体制を一層強化する。
同社はこれらの取組みを通じ、「医療を通じて社会を支える、なくてはならない企業となる」というFUSOビジョンの実現を目指すとしている。なお、本契約の締結により、2026年5月公表の2027年3月期業績予想に変更はない。
■プロジェクト概要
・名称:岡山第二工場
・所在地:岡山県浅口郡里庄町里見9033番地(岡山工場と同一敷地内)
・建物構造:鉄骨造5階建
・建築面積:約3,400㎡
・延床面積:約8,800㎡
・投資総額:約140億円(建物、生産設備および関連費用を含む)
・契約締結日:2026年9月30日
・着工予定:2026年12月
・竣工予定:2028年3月
・製造開始予定:2028年12月
・主な内容:粉末透析剤ライン新設、大東工場機能の移転・集約、立体自動倉庫併設
・設計施工:千代田エクスワンエンジニアリング株式会社(千代田化工建設100%子会社)