メッツォ、鉱山向けデジタルソリューション3製品を発売

メッツォ(Metso):20269月10日

メッツォは9月10日、鉱山操業の最適化、生産性向上、安全性強化を支援する3つの新たなデジタルソリューション「Metso Digital Production Management」「Metso Data-driven Performance Analytics」「Metso Safety Performance Platform」を発売した。操業データをAIや高度な分析技術で活用し、鉱山現場における意思決定の迅速化と具体的な業務改善につなげる。

メッツォのミネラルズ・デジタル担当バイスプレジデント、アルットゥ・マッティ・マティンラウリ(Arttu-Matti Matinlauri)は、「鉱山会社は生産量の拡大、安全性の向上、既存設備からの価値向上という課題に常に直面している。今回の新たなデジタルソリューションにより、問題を早期に特定し、プロセスで何が起きているかを把握するとともに、最適化された対応を迅速に実行できる。処理量や回収率の向上から操業安全性の強化まで、操業データを実践的な改善につなげ、測定可能な成果を提供する」としている。

新ソリューションの一つである「Metso Digital Production Management」は、鉱石特性、プロセス条件、操業上の制約の変化に対する鉱山現場の対応を迅速化する。各サイト固有の目標や制約条件に基づき、正確な生産計画を短時間で作成することで、最適な操業条件を特定するためのシナリオシミュレーションに要する時間を削減する。

計画データ、操業情報、シミュレーションモデルを組み合わせ、複数の生産シナリオを自動的に評価。処理量の増加、回収率の改善、信頼性向上、生産とメンテナンスの優先順位のバランスなど、設定した目標に応じて最適な対応策を推奨する。

「Metso Data-driven Performance Analytics」は、メッツォの専門家が継続的に設備の使用状況や特定プロセスにおける設備性能を評価するサービスである。設備およびプロセスの性能を日々監視し、性能上のギャップやボトルネックを特定するとともに、継続的な改善に向けた対応策の優先順位付けと情報共有を行う。

これにより、処理量の増加、回収率の向上、より安定した操業性能を実現する。同サービスは、世界各地のメッツォ顧客に「Data-driven Condition Monitoring」サービスも提供しているメッツォ・パフォーマンス・センター(Metso Performance Centers)を通じて提供する。

「Metso Safety Performance Platform」は、職場の安全性強化を支援するプラットフォームで、従業員や請負業者が、リスク、事故、ヒヤリハット、ベストプラクティスなどをあらゆるデバイスから容易に報告できるようにする。

AIを活用した報告機能により、現場スタッフの参加を促進するとともに、データの品質や一貫性を向上させる。さらに、リスクを早期に特定し、リアルタイムのダッシュボード、傾向分析、地図上でのリスク集中箇所の把握、AIによる推奨機能などを通じて、安全データを事故防止や継続的改善につなげる。

今回の3ソリューションの発売により、「Metso Digital」ポートフォリオをさらに強化する。同ポートフォリオは、「Plant Planning」「Production Planning」「Equipment Performance」「Process Performance」の4分野を中核としており、鉱物処理バリューチェーン全体にわたり、プラント設計、生産計画、設備性能、プロセス効率の最適化を支援する。

メッツォは、破砕、ふるい分け、粉砕、浮選から脱水、尾鉱管理、アフターマーケットサービスまで、鉱物処理フローシート全体で培った長年の経験を有する。こうしたプロセス技術、設備に関する専門知識に加え、高度な分析技術とAIを組み合わせ、顧客の操業改善と具体的な成果の実現を支援する。

新たな3つのデジタルソリューションは9月10日、鉱物処理分野における最新技術やイノベーションを紹介するグローバルオンラインイベント「Metso Summit」で商用展開を開始した。

■メッツォ概要
本社:フィンランド・エスポー
事業:骨材、鉱物処理、金属精製向けの持続可能な技術、ソリューション、サービス
従業員:約18,000人(2025年末)
展開:約50カ国
2025年売上高:約53億ユーロ
上場:ナスダック・ヘルシンキ

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